Overview
A mod translation guide using RimTrans. The description is in Japanese.RimTransを使ったModの翻訳を行うためのガイドです。説明は日本語で書かれています。
RimTransを使ったMod翻訳ガイド
編集 2020/12/02
RimTransを使用して、翻訳を行う場合の初心者用ガイドになります。
翻訳に使用するツール:
RimTrans
最新版:[link]
公式フォーラム:[link]
上記の最新版リンクから0.18.2.6: RimTrans Betaをダウンロードします。
Assets の下にあるRimTrans_0.18.2.6_Beta.zipと書かれたリンクをクリックします。
使い方:
使い方がRimWorld v1.1以降では少し異なります。
1. RimWorldをインストールした先を開きます。
2. RimTransを起動します
3. RimTransの設定(Options)を開き、
Language(言語)からJapanese 日本語を選択します。RimTransの言語が日本語化されるので、
次にアプリを選択します。
4. RimWorldがインストールされているパスを設定・修正します。1.1以降はゲームのCoreデータの収納先が変更されているためにパスを自分で入力・修正する必要があります。これが行わない場合、正しい翻訳ファイルが出力されません(17.もお読みください)。
自動ボタンを押すと、古い1.0時点での場所が指定されます。
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もし最新版のCoreを参照した完全な翻訳を作成する場合は、
4 – a :
インストール先のパスを「自動」ボタンで指定する
4 – b :
「RimWorld/Data」フォルダー内にある「Core」フォルダーを、翻訳を出力する時だけ、「Mods」フォルダーにコピペします。
4 – c :
手順5以降を行い、翻訳ファイル(Japaneseフォルダー)を出力し終えたら、「Mods」フォルダーにコピペした「RimWorld/Mods/Core」フォルダーは削除してください。
翻訳ファイルを出力した後も「Core」が「Mods」フォルダーに残ったままだと、ゲームスタート時にエラーが出ますので注意してください。
4 – d :
日本語翻訳との重複部分を判りやすくしたい場合は、
・「Mods/Core/Languages」フォルダー内に「Mods/Core/Languages/Japanese (日本語)」フォルダーを作成して
・ModsフォルダーにコピペしたCoreの中にあるLanguagesフォルダ(RimWorld/Mods/Core/Languages)にある「Japanese (日本語).tar」を、上記で作成した「Japanese (日本語)」フォルダに中身を解凍してください。
・これらも翻訳の出力が完了したらCoreごと一緒に削除する必要があります。
・tarファイルの解凍には専用の解凍ツールかコマンドが必要です。
5. ワークショップフォルダーは自動ボタンを押して問題ありません。
6.オプションを閉じて最初の画面に戻ります。
7. 左上にある「Modを追加」ボタンを押して、
左にあるSteamアイコンをクリックし、ワークショップを選択してリストを表示します。
このワークショップIDと名前のリストから、あなたが翻訳を作成したいModを探し、クリックして選択します。
8. Modを選択した後、画面右の言語から、翻訳を作成したい言語にチェックを入れます。日本語なら Japanese ( 日本語 )を選択する。
9. 翻訳する言語にチェックを入れたら「実行」ボタンを押します。
10. そうすると、Modリストに翻訳したいModと言語が登録されます。
11. Modが間違っていないか画面右でModの名前やIDを確認します。(RimTransの翻訳ミスでIDの所が名前になっています)
12. 画面左のMod名を右クリックしたメニューから「エクスプローラーで見る」を選択するとModがインストールされた先のフォルダをエクスプローラーで開きます。実際の作業を行うためにあらかじめ開いておきます。
13. 画面上の「出力」ボタンを押すと、選択した言語で翻訳ファイルを対象Modの言語フォルダー内に出力します。
14.ワークショップModフォルダーのLanguage(翻訳フォルダ)内に、翻訳したい言語用の翻訳ファイルが出力されているので、エレメント内を翻訳をします。
翻訳ファイルはXMLの仕様で作成されているため、XMLを直接編集できるか、文字コードをUTF-8で保存できるエディターを使用します。日本語環境で一般的なエディターで保存すると、自動的にShift-JISコードなどで保存されてしまうので、RimWorldはそれらを読み込めないためエラーになります。
また改行コードの違いも問題になるので、Googleなどの翻訳サイトから翻訳文をコピペする際は改行コードが正しいか確認してください。改行コードはLF(Unix系)、RF(Mac系)、LF+RF(Windows系)とありますが、どれか1つに統一してください。場合によると文字化けの原因になります。XMLの詳細な記述方法などは検索すると良いでしょう。
15. 最初に翻訳ファイルを出力した際に、年月日を付けでバックアップしておくと、Modに更新があった際に比較することで、どこが変更されたのかを比較して確認する事が簡単になります。
例: ENG_201202_JP.zip RimTransで出力された中身が英語(ENG)の日本語翻訳(JP)ファイルで、2020年12月2日に出力されたもののバックアップzipファイルという意味になります。ファイル更新日時などでも確認可能ですが、ドライブが変更されたり、クラウドバックアップなどを使用した際にデータを復元する際のファイル管理に便利です。
16.翻訳ファイルが出力されない場合は、出力設定を通常モードからCoreモードに切替えると良いかもしれません。Coreモードは、Modに含まれている要素(DefsやKeyedなど)だけから翻訳ファイルを出力するモードです。
17.RimTransのリリース版は1.0で停止しているので、1.1以降に追加された部分(クエストやDLC部分など)は出力されません。注意が必要です。必ず、翻訳を作成した後、翻訳対象ModをModリストで有効化して翻訳エラーが無いか確かめましょう。開発者モードで、黄色いTranslationエラーがエラーログに記録されたら、スタート画面の左にある「翻訳ファイルを検証する」ボタンを押すと、
翻訳ファイルのエラーについてのログ(TranslationReport.txt)がデスクトップに出力されます。
TranslationReport.txtの簡単な見方:
ゲーム開始時にエラーとして記録されている原因がここに記録されます。
大抵はxml文法上のエラーなどです。
元ModのDefが読み込まれた際に生じた翻訳の読込エラー
バックストーリーが読み込まれた際の翻訳エラー
ただし、Humanoid Alien Races 2.0で追加されたエイリアン種族の場合は、ここにエラーが記録されても実際は「正しく翻訳されている」ケースがあります。
翻訳可能なKeyed部分に、対応する翻訳が存在していないKeyedがあるというエラーが記録されます。
大抵はModの設定ファイルの翻訳です。
元ModのDefが読み込まれた際に翻訳可能なはずなのに、対応する翻訳が存在していない場合にエラーが記録されます。
ただし、Humanoid Alien Races 2.0(HAR)で追加されたエイリアン種族の場合は、ここにエラーが記録されても実際は「正しく翻訳されている」ケースがあります。また下記の様な種族独自の身体パーツの様に翻訳したらダメなケースもあります。HAR側で自動的に処理されるので不要。
*.alienRace.generalSettings.alienPartGenerator.bodyAddons.*.bodyPart
バックストーリーに存在していない翻訳がある場合のエラーですが、これもHAR種族の場合存在するのにエラーが記録されます。defNameに種族名などが付くことが多いので、それで判断してください。
不必要な翻訳が存在している場合にエラーが記録されます。更新などで存在しなくなった不要な翻訳などが記録されます。
(fixed automatically but can break in the next RimWorld version) :
古い1.0以前の記述ルールでdefNameなどが書かれている場合に出力されます。大抵はThings_Building(建築物)で、1.0版 Door_Frame 1.1版以降 Flame_Doorなどの様にする必要があります。古いままでもゲーム上は問題ありませんが、その建築物の翻訳が呼び出される際に変換処理が入るため、スタート時間が遅れる原因になります。
{0}や[PAWN_nameDef]などの指定文字が自動的に入る場合に、その引数が不一致の時に記録されます。
ただし、意図して不一致にされている場合があるのでエラーが記録されても修正が不要な場合があります。英文では必要ですが日本語の場合は、「彼は彼の持ち物を彼のために運んだ」などの様に彼(HE)の部分が何度も繰り返されおかしな文章になるケースが存在します。このため日本語翻訳では、HEに当たる[PAWN_pronoun]の個数を削ったりする場合があります。
不必要なMod設定用のKeyed翻訳が存在する場合に記録されます。ただし、Modによってはdll処理されているケースもあるので本当にエラーなのかはModオプションを開いて確認してください。
設定(Keyed)の翻訳ファイルで、英語のままの部分が残っているというエラーです。ただし、{0}などの引用記号や、kgなどの様に翻訳が不要なものが大半で、無理に翻訳化したり変更するとUI上のレイアウトが崩れて文字が表示されなくなるケースがあります。これもどうしても変更する場合は画面上で確認する必要があります。
バックストーリーに英文のままな未翻訳が残っている場合に記録されます。