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【ネタバレ】 主人公について【考察】 for Undertale

【ネタバレ】 主人公について【考察】

Overview

重大なネタバレがあるのでやり終わった人だけ見てください

Frisk=Charaなのか?

Undertaleについてよく調べている人の大半は既にFrisk=Charaと言う仮説に一度はたどり着いていると思います。オープニングで落ちていく人間の子供はFriskではなく、Charaであり、Friskは一度も落ちていないというのはそこそこ説得力のある説です(そこそこ)。Frisk=Charaに納得がいってる人は次に飛ばしてください。

True Name

Charaと名前入力で入れると「The True Name」と表示されます。真の名前・・・これだけでも十分な証拠になるでしょう。Friskを入れた場合単にハードモードが始まるだけで特に大きなストーリー展開もなく終わるので、Friskは適当に決められた名前で、CharaがFriskであり、FriskはCharaで間違いないでしょう。これだけでも良いですが、もうすこし理由について話します。

Charaはゴールデンフラワーとともに埋められた

CharaについてAsgoreだかTorielだかが話す場面で最後Charは好きな花と共に埋められたという描写があります。Friskが起き上がったのもまさにゴールデンフラワーの上。少なくとも何かしらの関係があるはずです。

Genocide runにおけるダイアログの変化

Genocide runをしているとダイアログの文字が真っ赤になり、Charが話し始めます。Friskを操作しているのにもかかわらずです。しかし、どこからCharは現れてFriskの体をのっとったのでしょうか?いいえ、Charは最初からFriskの体の中にいたのです・・・。

そっくり

二人はとってもそっくり

常識的に考えてあの高さから落ちたら

死ぬ
花がクッションになったってそれどういう冗談やねん・・・
しかしながらそれだとCharaとか他の人間も死ぬのでやっぱり今のナシ

逆にCharがFriskじゃなかったらおかしくない?

逆にね。逆に。いや、納得してないのまだ!?強情すぎない!?筋トレしすぎて脳みそ固まった?

呼んだかい?

なぜCharが起き上がりFriskになったのか?

結論から言おう

全部Alphysが悪い

わ、わ、わたし!?

シークレットラボに行ったら分かるように、Sans(追記:これは俺の勘違い)もFloweyもあそこのDetermination注入実験で生まれています。もっと言うとAlphysに命令したAsgoreがもっと悪いけどあのおっちゃんはいじめられすぎてるのでもういいです。
Flowey=AsrielがDetermination注入実験で(想定外であるものの)復活したように、Determinationの注入は死者をよみがえらせる効果があります。ふわふわと漂っていたAsrielの魂がたまたま実験に混入、しかしAsrielは曲がりなりにも一度人間の魂を吸収しているので、他の被験体と混ざらず、しかし拠り所の体は消えてしまったために花に入ってしまい、Floweyとなったというわけ・・・オチはない。

黄色い体

上の画像を見る通り、Friskはとっても黄色いです。むむ、これはもしかして・・・
ゴールデンフラワーと混ざった!?

いや、冗談ではなく、AsrielがFloweyになってしまったように二人の魂はおそらくゴールデンフラワーに溶け込んでいたんだと思います。肉体が消えてしまうモンスターは花のまま復活し、肉体が消えない人間はゴールデンフラワーの影響を受けながら元の体に戻ったのでしょう。本当、こんな適当なことしか言えないけどまじ多分Tobyfoxもそんなに考えてないから。あの犬人間・・・(八つ当たり)

結論

Alphysが全部悪いんです。

すみません・・・

じゃあなんでプレイヤーが操作してんの?

プレイヤー=Determination

プレイヤーはゲームを始めるまでにある決意をしなければなりません
ゲームを買い、ダウンロードし、プレイするという決意(Determination)です。これも立派な決断です。あなたの時間を費やすことに決めたのですから。
つまり、この時点であなたはDeterminationをもってこの世界に関わっている。Tobbyという世界の創造者を除けば世界に対して最も影響力が有るのは我々プレーヤーです。その強力なDeterminationがAlphysの実験によって方向性を得、Floweyの様に復活するはずだったCharに注入され結果として我々に乗っ取られたというのは完全に私の妄想ですがそこそこ説得力があります。道中何度も出る「Your body is filled with determination」は我々プレイヤーがCharの体を乗っ取っているということの説明なんじゃないですかね。

おまけ:Char二重人格説

上記の説だとどうしてもFriskと言う名前に説明がつきません。そこで私が強引に生み出したのがこの二重人格説。
Pacifist runでクリアした後スタート地点まで戻るとAsrielがいます。何度も話しかけると「この山に向かったものは決して帰ってこなかったって伝説があるのにわざわざ登ったてことは、君は・・・あんまし幸せな子供じゃなかったみたいだね」と言います。そう、普通一人あんな寒そうなセーターを着て山に登らないし、巨大な穴を見れば普通の子供は逃げます。しかしCharaは山に登り、そこに飛び降りているのです。自殺を図った。それ以外に説明のしようがありません。自殺を図るほど追い詰められていたCharが精神を患いFriskというもう一つの人格を生み出していたとしても不思議ではないでしょう。プレイヤーはもう一つの人格としてCharの体を操っているとしたらちょっとおもしろい。

Charaはなんでみんなを殺したいの?なんでGenocideの時だけ現れるの?

Genocide runで分かる通りCharaはやばいやつです。ぬっころす気まんまんです。

しかしながら、プレイヤー=Determinationという不確定、かつ最強の要素がここでCharに関わっています。プレイヤーが殺さないという決意をしている限り、Charaは一切の力を持ちません。そのためにPacifist runではCharaの存在はまるで無いのです(Genocideの後を除いて)

そもそもなんで殺すん?

一つ大きな要素としてはこれはモンスターをひたすら殺すことしか目標がない他のゲームに対するアンチテーゼというのがあります。Charaという名前はそこから来てるのでしょう。現実に当てはめた場合、ゲームのキャラクターはただ自分のためだけに人を殺したりモンスターを狩りまくったり果てにはモンスターの卵を奪ったりともう残虐非道の極悪人です。ですがこの説明だけだとなんだか物足りません。そこで私が考えた案が\コチラ!/

生きたい・・・

マッドマックス:怒りのデスロードの冒頭でも語られる通り、人間の生存本能は強力です。みんな生きたい。しかしながら、Floweyのひとり語りから察するに、復活は完全ではありません(何も感じない。愛がほしい、などとほざく)。歩く死人のようなものです。

復活したいなあ

しかし、このFloweyが完全に元に戻る方法が一つあります。

全員ぬっころす

Pacifist runの最終面でFloweyは6つの魂と文字通りモンスターを全員取り込んでついにAsrielとして復活します。神を名乗りますが、肝心の7つめの魂は吸収していません。
そう、ピンときたでしょう。Alphysの研究所でもとある言葉があります「もしモンスターだけでバリアを破りたいなら地下にいる全員をぬっころして吸収せな無理やねん」
モンスターを全員殺せば人間の魂一個分のパワーを得られるんですよ。
つまり、モンスター全員を殺せばCharaは完全に復活できる
というわけ。

Charaのその異常な殺す殺すオーラは「生きねば」という風も立ちまくりの感情の裏返しだったわけですね。そして、殺していくにつれ力を得ていくCharaは終盤にかけてどんどんプレイヤーのコントロールを奪っていくわけです。特にFloweyを殺すシーンとか選択肢すら出ないからね。

ちなみに

Floweyは上の動画で一度全員ぶっ殺してるが魂だけは手に入らなかったと言っています。お互い目指していることは同じですね。Charaの場合は他の人間の魂じゃなんとかならないところが少し複雑です。
Genocideの後のPacifistは、モンスターを全員殺して復活したCharaがプレイヤーのDeterminationを超える力を持ったとしていいでしょう。

[追記]あの後いろいろ調べたらCharaはやっぱり病んでて人類が嫌いだったようだ・・・その殺意がDeterminationとして残ったんだろうな・・・それに対してFloweyは愛がDeterminationとして残ったけど、花になっちゃったからそれが出来なくて狂っちゃったってことだろう。

セーブをロードする力

これが唯一全くもってなんの説明もないブラックボックスゾーンです。
タイムトラベルできるSans(説明してないけど分かるよね)、セーブとロードできるFlowey、もっと強い力を持つChara。Determinationを注入された者達はどう考えても違う次元にいます。しかしながらこのセーブとロードの力は何によってもたらされているのかは一切謎です。
まあどうせアイデアありきで設定考えてないんだろう
どうせAlphysが悪いんだけど・・・。っていうか、もしプレイヤーがFriskにアクセスしなかったらCharaが本能のままにGenocideし続けたってことだよね・・・いや、Determinationが足りないか・・・。でもやっぱりAlphysおまえ本当何やってくれとんねん。

最後に

このゲームはGenocideとPacifistという2つの道を用意することでメッセージを伝えようとしてるように私は思います。
愛には愛が。憎しみには憎しみが。
主人公が一度自殺を図ったと言う設定から見る限り、不幸な目に会い何もかもが憎くなってしまった人へ、それでも世界を愛すればいつか愛が返ってくるというなんか宗教臭いなココらへんで書くのヤメるぞこの野郎

まあ大体のひとが伝えたいことありきで物語を書き、矛盾の埋め合わせは後からやるのでこのような考察は結局のところ

全くの無意味

であるとどうじに

考える事自体に意味がある

わけでもあります。素晴らしい作品というのは往々にして答えの出ない問題を提示し、読者に解釈の大部分を任せていたりします。答えが出てしまった瞬間それは陳腐になります。本当はCharaとか全部設定しきらずに出してるかもしれないし、Friskの意味も無いかもしれない。でも、こうやってあなたこんなところまで読んで、俺は自分の考えを発表できて満足で、幸せな世界がまた一つ出来た。ああUndertaleは素晴らしいなあ。なあ、もう読むのやめようぜ。正直どうやって終われば良いのかわからないんだ。え?なんでまだ読んでるんだよ!

おしまい

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