Overview
潜水艦内に搭載・設置される様々な設備のガイドです。潜水艦が装備する兵器類については「兵器/火器編」をご覧下さい。
ライフライン(電力・酸素)
言うまでもない潜水艦の動力源。基本的に、1つの潜水艦に1基だけ設置されます。
(エディタで複数の設置は可能ですが、よほどの超大型潜水艦でない限りは1基で電力を十分まかなうことができ、リアクターが複数必要なほど大型にすると単純に狭い場所を通る水中の航行が困難あるいは不可能になります)
リアクターの調整画面を見ると複雑そうに見えますが、仕組みを理解すると単純です。
「核分裂」によって発生させた熱を利用して蒸気を生み出し、
生み出した蒸気によって発電用の「タービン」を回すというものです。
「核分裂スライダー」を右に動かすと発熱量が増加し、
右側のブロック型のメーター(熱量ゲージ)が増えていきます。
「タービン出力スライダー」を右に動かすと
タービンの回転率を表す「タービン出力メーター」も右に上がり、
タービン出力によって電力が「出力」されます。
またタービンの回転に熱を利用することによって熱量は低下するため
「タービン出力」を上げるほど熱量メーターは低下します。
右側の出力グラフの左にあるゲージは発熱量を表す熱量ゲージで、
赤い矢印とラインの中間が適正な発熱量の範囲となります。
熱量が低すぎるとタービンを回すのに十分な熱量を発生できず発電が停止、
出力不足による停電に繋がります。
高すぎるとリアクターはオーバーヒート状態となり耐久度が減少します。
またオーバーヒート状態が続くとリアクターが発火・火災が発生します。
核分裂スライダー、タービン出力スライダーともに動かすと熱量が上下するため、
リアクター調整を担当する人は熱量ゲージと発電出力の管理に全力を注ぐことになります。
「タービン出力メーター」の緑色の範囲は「その時点で潜水艦全体の電力を供給するのに必要な回転率」を表しています。
低すぎると電力供給が不足しており、蓄電しているバッテリーが無い場合は停電します。
高すぎると送電網に過負荷がかかり、配電盤などの電子機器の耐久度低下が著しく加速します。
過負荷状態が長引くと配電盤などが発火する危険性があります。
アップデートでメルトダウン発生に関する仕様が変更され、リアクターの耐久度はゼロになった時点でメルトダウンを起こして大爆発が発生し、艦の大半を巻き込む壊滅的な被害が発生します。
ただし時間経過や浸水による耐久度の自然減少は残り耐久度10%で停止するため、オーバーヒートや火災、もしくは爆発物などの外的要因による建物へのダメージが与えられない限りはメルトダウンは発生しません。
メルトダウンが発生した場合、爆発から離れていて免れた場合でもメルトダウン発生後はリアクター周辺が放射能で汚染され、近づくだけで放射能ダメージを受けるようになるため復旧は困難を極めるでしょう。
万が一リアクター室の浸水を止めることが困難だったり、リアクターの継続稼働が危険な状況になった場合に備え、多くのデフォルト艦にはナビゲーションコンソールにリアクターの緊急停止ボタンが付いています。
また「核分裂率スライダー」を一番右にしても必要な熱量を満たせない場合は、
燃料棒が不足しているので追加の燃料棒の投入が必要です。
1基のリアクターには燃料棒を最大4本同時に投入することができますが、
1基のリアクターのタービンを最大出力で稼働させる場合でも
燃料棒が2本あれば十分な熱量を生み出せます。
艦内の電力を維持するためのもう一つの重要設備。
電線を接続することで、1つの入力端子(リアクターやその主流)から
複数の出力端子(主に各設備)へと電力を分散させるための、
いわゆる「送電ハブ」としての役目を持ちます。
配電盤は電力の流れが発生すると耐久度が徐々に減少していきます。
耐久度の減少速度は流れる電力の量に比例しており、
スーパーチャージャーへの給電など大量の電力が流れると一気に減少します。
また、浸水して配電盤が水に浸っている間は耐久度が急速に低下します。
ドライバーを手に持っていると耐久度の低下した配電盤に近づくとマークが表示され、
修理の需要が一目で分かると共に、修理することができます。
修理素材などは必要ありません。
耐久度がゼロになると、修理されるまで機能が停止します。
つまり壊れた配電盤で電力供給がストップするため、
多くの場合は大規模な停電を引き起こすでしょう。
メンテナンスを担当するメカニック・エンジニアは地味ながら重要な存在なのです。
電力を供給するリアクターと共に、文字通りライフラインとなる酸素供給を担う設備。
電力が供給されている限り酸素を出力し続け、艦内の通気口を通して酸素を供給します。
また酸素ボンベをセットできるスロットが5つあり、
使用した酸素ボンベをセットしておくだけで酸素を再充填してくれる役割もあります。
(液体酸素ボンベは補充できません)
潜水艦エディット時の注意として、酸素ステーション単体では酸素は供給されません。
生成した酸素を出力するための通気口を必ずリンクさせる必要があり、
ドアで仕切られている部屋には通気口を設置する必要があります(ドアは空気を通しません)。
艦内に送電可能な予備電力を蓄える蓄電設備です。
適切な配線をしていれば電力が足りている場合に蓄電を行い、
リアクターが停止もしくは電力不足になった場合には蓄えていた電力を消費して送電します。
またバッテリーセルをセットできるスロットが3つあり、
セットすることで充電してくれる充電ステーションとしての役割もあります。
レールガン・コイルガン・放電コイルといった
艦載兵器を稼働させるための電力を蓄電・供給する兵器専用のバッテリーです。
一瞬で大量の電力を消費する艦載兵器専用の電力供給装置であり
停電時などの予備電力としての機能はありません。
スーパーチャージャーへの電力供給はバッテリーと比べて電力量が非常に大きいため
艦載兵器が稼働してスーパーチャージャーへの給電が始まると
配電盤などの送電設備に急激な負荷がかかり、耐久度が急速に減少します。
クリーチャーと接敵した場合はメカニックやエンジニアの人は
艦内を走り回って修理が必要か場所がないか確認する必要があります。
またリアクターの稼働状況も併せてチェックしておかないと
取り返しの付かないことになりかねません。
駆動・管制系統
潜水艦の運転席に当たる操縦装置。
ゲーム中は誰か1人はコンソールに張り付いて運転することになります。
コマンドコンソールでは潜水艦の運転のほか、ソナーを元にしたレーダーの確認ができるほか
ボタンが3つ付いており、適切な配線を繋ぐことで投下爆雷や放電コイルの起動、予備バッテリーの稼働on/offといった遠隔操作の入力ボタンとして使用することができます。
【ソナーの切り替えについて】
「アクティブソナー」は音波を放ち、壁や障害物などから反響してくる音を探知します。
探知した情報はレーダー画面で視覚的に表示され、
周囲の地形を大まかに表示させることができます。
しかし、エウロパの海に住むクリーチャーは音(聴覚)に敏感なものが多く、
アクティブソナーの放つ音波を逆探知して潜水艦の存在を遠くから探知・襲撃してきます。
またアクティブソナーには「指向性モード」という狭い範囲にだけ音波を放つモードがあり、
「最低限の地形確認をしつつ、クリーチャーの居そうな方向には音波を放たない」
という使い方をすることもできます。
「パッシブソナー」は艦からは音波を発さず、周辺の小さな動作音を拾って探知・表示します。
パッシブソナーは基本的に『動くもの』しか探知することはできないため、
地形がほとんど確認できなくなります。
一方でクリーチャーを寄せ付ける音波を発しないため
乗組員が船外活動をしている間は敵を引き寄せる事のないよう、
安全確保としてパッシブソナーに切り替えましょう。
またデコイ爆雷を投下する場合も一時的にパッシブソナーに切り替えておくと、
クリーチャーのデコイへの食いつきが良くなります。
潜水艦の艦内の大まかな全体図・状態を一目で確認できるコンソール。
艦内の状況が部屋単位に分けてステータス表示され、
・浸水状況および浸水水位の確認
・外壁に浸水が起きるほど損傷が発生していないか
(浸水するほど外壁にダメージを受けた部屋は赤枠で表示)
・酸素の供給状況の確認(酸素検出器の設置・配線が必要)
の3点を確認することができます。
異変が発生した場所を瞬時に確認できる、ありがたいコンソールです。
言うまでもない船の動力部です。
ナビコンソールや電力網との正しい配線さえしていれば、特別な手動操作は必要ありません。
エンジンは浸水すると耐久度が急速に低下しますが、リアクターと異なり、爆発する危険性はありません。
ただし船外で外壁の修復を行う場合、艦後方で稼働するスクリューには絶対に触れないでください。
一瞬で致命的なダメージを負います。
エンジンが行うのは前進および後退のみです。
浮上および降下は艦内にバラストタンクとなる部屋を個別に作り、
その水位を制御することで浮沈を調整します。
クリーチャーからの攻撃等で浸水が激しくなって浮上不可能になった場合、
エンジンを修理したところで浮上はできません。
先に浸水原因を止めて排水を優先してください。
クラフト設備
医療品以外のアイテム全般を作成するための製作設備。
基本的にファブリケーターで作成可能なアイテムは、拠点のショップで直接購入するより
材料を買ってファブリケーターで作成したほうがコストを安く抑えられます。
アイテムによっては特定のスキルを一定値以上要求されるものがあり、
要求スキルが不足しているキャラクターで製作を実行すると
完成までの所要時間が大幅に増加してしまいます。
通常は素材を直接投入しないと作ることはできませんが、
一部のデフォルト潜水艦やエディットではキャビネットとのリンクを結ぶことができ、
リンクしたキャビネットに入れたアイテムも投入された素材として利用できるため
利便性が大幅に向上します。
普段はファブリケーターに触らないメディックなどの役職でも、
コイルガン弾薬など頻繁に使うアイテムの必要素材を覚えておくと
いざという時に役に立つでしょう。
名前の通り、医薬品を製作する専用のファブリケーター。
基本的な使い方は通常のファブリケーターと同じです。
アップデートで各種キャビネットとのリンクが接続可能になり、利便性が向上しました。
メディック以外でも、治療時に使うことの多い
以下のレシピだけでも覚えておくといいでしょう。
・「アヘン」+「アヘン」=『モルヒネ』
・「生理食塩水」+「エイリアンブラッド」+「安定剤」=『血液パック』
・「包帯」+「エラスチン」=『プラスチックシール』
・「有機繊維」=『包帯』
・「ナトリウム」+「塩素」=『生理食塩水』
ファブリケーターとは逆に、アイテムを分解する装置。
単純に不用なアイテムを分解する以外に、
海中で採取した鉱石や植物などから利用可能な素材を抽出・精製するのにも利用します。
またクラフト可能なアイテムは、大抵は分解すると元の素材に戻るため
スキル経験値の上昇判定があるアイテムを製作・分解を繰り返して
その役職が苦手なスキルの訓練をすることもできます。
(実用レベルまで訓練するには多大な時間がかかるため、シングルプレイでのみ推奨します)