Freedom Planet Guide

Freedom Planet 日本語ガイド for Freedom Planet

Freedom Planet 日本語ガイド

Overview

実績の取得方法、TIPS、キャラクターや用語に関する軽い解説、字幕が表示されないシーンの日本語訳、未使用ボイスの日本語訳(抜粋)です。攻略のお供に、世界観やキャラクターの把握にお役立てくださいませ。より深く、より楽しくFreedom Planet フリーダムプラネットを!

実績 (Achievements)

  • ドラゴンパワー “Dragon Power”
  • コール オブ ザ ワイルドキャット “Call of the Wildcat”
  • スピリット オブ ザ ハウンド “Spirit of the Hound”

ライラック、キャロル、ミラでそれぞれ最後までクリアする。

  • ノーデスクリア “No Death Clear”
  • スピードランナークリア “Speedrunner Clear”
  • ジェム富豪 “Gem Hoarder”

それぞれの条件を満たして最後までクリアする。
難易度の条件は無いため実績を獲得するだけならカジュアルでプレイすると楽。
「スピードランナークリア」など狙いのタイムアタックプレイと「ジェム富豪」「カードコレクター」など狙いの探索プレイとでプレイスタイルを分けて挑戦すると効率が良い。

  • 射的名人(ライラック) “Target Master (Lilac)”
  • 射的名人(キャロル) “Target Master (Carol)”
  • 射的名人(ミラ) “Target Master (Milla)”

それぞれのキャラクターでShang Mu Academyを全ステージクリア。
Shang Mu Academyのアンロック条件:どれか1人のキャラクターでSky Battalionまでクリアするとタイムアタックのステージ選択画面で選べるようになる。アドベンチャーモードとクラシックモードどちらでも可。

  • ライジングスラッシュ フィニッシュ “Rising Slash Finis”
  • ドラゴンサイクロン フィニッシュ “Dragon Cyclone Finish”
  • ドラゴンブースト フィニッシュ “Dragon Boost Finish”

ライジングスラッシュ:地面の上で上+Bボタン。飛び上がり攻撃。ちなみにジャンプ(Aボタン)と同時入力で大ジャンプが可能だが入力判定がシビア。
ドラゴンサイクロン:空中でAボタン。
ドラゴンブースト:Cボタン。ブースト中にAボタン長押しで飛距離が少し延びる。

  • ワイルドクロウ フィニッシュ “Wild Claw Finish”
  • ワイルドキック フィニッシュ “Wild Kick Finish”
  • バイク フィニッシュ “Motorcycle Finish”

ワイルドクロウ:飛びかかり中、もしくはローリング中にBボタン。
ワイルドキック:Cボタン。
バイク:ステージにたまに置いてあるガソリンを拾うと搭乗できる。

  • ミラ解放! “Milla Unlocked!”
  • ファントムブロック フィニッシュ “Phantom Block Finish”
  • スーパーシールドバースト フィニッシュ “Super Shield Burst Finish”
  • トレジャーハンター “Treasure Hunter”

Relic Mazeを任意のキャラクターでクリアするとミラが解放される。
ファントムブロック:Bボタン長押しでブロック召喚。ブロックを持った状態でもう一度Bボタンで投げつけ。
スーパーシールドバースト:ブロックを持った状態でCボタンホールド(盾状態)+リリース。
地面を掘る:ミラで下+Bボタン。草の生えている地面を掘るとアイテムが埋まっていることがある。

  • スイッチ飛ばしのライラック “Lilac the Switch Skipper”

Dragon Valley第一部後編のスイッチで開閉するドアをドラゴンブーストを使って強引に抜ける。スイッチの上に立った状態で左斜め上を向いて跳弾でGO。

  • 苦労は避けたい “Claw Bypass”

爪のボス=Relic Mazeのザオ軍のトラックの中ボス。トラックを降りて地面を走り抜けると戦闘を回避できる。Claw…クロウ…苦労……なんつて。

  • ディスコフィーバー “Disco Fever”

Fortune Night第二部ステージに存在するミラーボールの近くでしばらく立ち止まっていると踊り出す。かわいい。

  • CPU フィニッシュ “CPU Finish”

ロボットパンサー=Fortune Nightのボス。操作していないNPCキャラにトドメを刺してもらう。

  • ブーストのプロ “Boost Perfectionist”

チョッパー=ヘリコプター。Battle Glacier第一部後編で達成可能。

  • カードコレクター

カードの場所は英語の素晴らしいガイド”Ultimate Guide of Freedom Planet!“の“Card Finder Achievement~”に動画付きで詳しく載っているのでそちらを参照しよう。

  • ローリングストーンズ “Rolling Stones”

Dragon Valley第二部後編ボス手前の大岩から逃げるところで、岩を先に行かせるとワープして左から転がってくる。

  • ブロック落とし “Push Block KO”

Relic Maze第一部の建物の上側の入り口から入った先にいるブロック状の小ボスゴーレムを、頭上付近にあるブロックを落として倒す。

  • 骨はあっても脳が無い “All Bone, No Brain”

Relic Maze第二部後編の右側の部屋の中にいる鳥の骨みたいな小ボスのつっつき攻撃を相手の背中に乗った状態で避けると、自分で勝手にダメージを受けてくれる

  • 先制攻撃 I “Preemptive Strike I”
  • 先制攻撃 II “Preemptive Strike II”

I:マンタリス=Relic Mazeのボスの巨大カマキリ。ボスが登場して威嚇している隙に攻撃して腕を落とす。
IIBattle Glacierのボス戦で相手が長々と喋っている間に攻撃する。

  • 当てられるものなら “Ledge Taunt”

Sky Battalionのスペード戦でドラゴンブーストを使って左上の段差に上る
スペード:「降りてこい!」
ライラック:「当てられるものなら当ててみなさい!」

  • 自由落下 “Freefaller”

Sky Battalionをトルクのお出迎え飛行機を一度も利用せずにクリアする。ブーストなどでステージ右端に飛び込めばOK。

  • 秘密の旋律 “Secret Melody”

Fotune Night第二部の乗ると音が鳴る鍵盤のような床で、同じステージにある部屋の背景に書かれている音階を奏でる。
具体的には、左から1,3,4,5,3,1,8の順に鍵盤を踏む。

  • Dragon Valley スピードランナー “Dragon Valley Speedrunner”ほか

どれもそれほどシビアなタイムではないため、慣れれば十分に達成可能。難易度カジュアルだと楽。

TIPS

  • 上海麻雀(上海、麻雀ソリティア)解放

アンロック条件:どれか一人のキャラでShang Mu Academyをクリアするとタイムアタックのステージ選択画面で選べるようになる。
(一度ゲームをクリア→クリアデータを選ぶ→ステージセレクトから適当に選んで始める→ポーズ画面からQuitする→ステージセレクトで「上海麻雀」が選択できるようになっている……という抜け道(バグ)も有り)

  • キャラクター選択

キャラクター選択画面でカーソルを激しく動かすと顔グラフィックが変わる。

  • おとぼけライラック

セーブデータをいくつも作るとギャグ顔が登場することがある。

  • トイレ

Fotune Nightではトイレに入ることができる。男子トイレに入ろうとすると怒られる。

  • 壁抜け

ステージの本来通れない場所をグリッチ(バグ)を使って通ることでタイムを大幅に縮めることができる。具体的な場所はYoutubeなどにあるSpeedrun動画に詳しい。

NGシーン(Bloopers)

アドベンチャーモードのカットシーンで、下ボタンを押しながらCボタンで読み進めるとNG・おふざけシーンが表示される箇所がいくつか存在する。

開始直後(ライラック&キャロル編)

キャロル:「ヒーロー気取りは~」の後

ステージ1クリア後(ライラック&キャロル編)

トルク:「計画はもう始まってるんだ。ザオ市長が密かに兵を~」の後

ステージ2クリア後 トルクからブレヴォンの話を聞いた翌朝

キャロル:「あーよく寝た!」の後

ステージ2クリア後 シャンムー到着後

トルク:「兄?」の後

ステージ3クリア後

トルク:「だめだ、すぐに上空から撃ち落とされるぞ。~」の後

ステージ4クリア後 ライラックと教王との二人の会話シーン

教王:「話はわかった。」の後

ステージ6クリア後 ライラックと教王の会話シーン(ライラック編)

教王:「あのコマンダーが持っていた部品を~」の後

字幕が表示されないシーンの日本語訳

*中ボス戦*

Serpentine: “I’ve had enough of your kung-fu tricks! Prepare for annihilation!”
サーペンティン:「テメエのカンフー芸になんか付き合ってられるか! 大人しくくたばりやがれ!」
Lilac: “You had it coming, snake man!”
ライラック:「自業自得よ、ヘビ男!」

*ボス戦*

Serpentine: “Say goodbye, squidhead! (furball!)”
サーペンティン:「こいつで終わりだ、イカゲソ女!(この毛玉が!)」(対ライラックと対キャロル&ミラで別台詞)

*変形*

Serpentine: “Those who cross Brevon will die!”
サーペンティン:「ブレヴォン様の邪魔をする奴は全員死にやがれええッ!」

*ロボットパンサー大破*

Serpentine: “What the…?”
サーペンティン:「オイ、まさか…?」

*ボス撃破*

Serpentine: “Nooooooooooooo!!”
サーペンティン:「マジかよおおおおおおおおおおお!!」

*ボス戦*

Dail: “You will face justice! Surrender!”
デール:「法の裁きを受けさせてやる! 投降しろ!」
Lilac: “Not a chance!”
ライラック:「お断りよ!」
Carol: “Fat chance, buster!”
キャロル:「するわけないだろバーカ!」
Milla: “I can’t… I won’t!”
ミラ:「や、やだ…やだ!」
Torque: “Gosh, that sounds really tempting, but… umm… no thank you.”
トルク:「おっと、そりゃありがたい話だけど……ま、遠慮しとくよ」
Dail: “So you have chosen death? How pathetic!”
デール:「ならば死を選ぶと? 愚かな!」

*戦闘中*

Dail: “Behold my true power!”
デール:「私の真の力を見るがいい!」

*クジャッカー(孔雀ロボ)大破*

Dail: “You insolent worm…”
デール:「この生意気なザコめ…」

*ボス撃破*

Dail: “This is far from over!”
デール:「これで終わりと思うな!」

*中ボス戦*

Neera: “You betrayed the law!”
ニーラ:「お前は法を犯した!」

*ボス戦*

Serpentine: “I’ve got you now!”
サーペンティン:「さあ追いつめたぜェ!」

*戦闘機に退避*

Serpentine: “I’ve had enough of your kung-fu tricks!”
サーペンティン:「カンフー芸はもう見飽きたって言ってんだよ!」

*ステージ中*

Syntax: “INTRUSION DETECTED. PLEASE REMOVE YOURSELF FROM THIS FACILITY.”
シンタックス:「侵入者ヲ発見。タダチニ退去シテクダサイ」(繰り返し)
Syntax: “TO UNLOCK THIS DOOR, STEP ON THE BLINKING FLOOR PANEL TO YOUR RIGHT.”
シンタックス:「ドアヲ開ケルタメニハ 右手ノ点滅パネルヲ踏ンデクダサイ」

*踏むと爆発する*

Syntax: “JUST KIDDING.”
シンタックス:「ホンノジョークデス」
Syntax: “IT APPEARS THAT YOU ARE LOST. WOULD YOU LIKE ASSISTANCE?”
シンタックス:「ドウヤラ迷子ノヨウデスネ。オ手伝イシマショウ」

*ボス戦*

“Syntax: PLEASE REMAIN STILL DURING THE INCINERATION PROCESS. THANK YOU.”
シンタックス:「焼却処理ガ完了スルマデ ドウゾソノママデ オ待チクダサイ」

*ボス戦*

Dail: “It’s such a shame that you chose the wrong side. Enjoy the last few minutes of your pathetic lives!”
デール:「残念だが貴様は味方に付く側を間違えた。その愚かな人生最後のひと時を楽しむがいい!」

*戦闘中*

Dail: “How about this?!”
デール:「これに耐えられるか!」

*必殺技*

Dail: “Die, vermin!”
デール:「惨めに死ぬがいい!」

*ダメージ大*

Dail: “What is this nonsense?”
デール:「こんなバカなことが…!?」

*ボス撃破*

Dail: “NOOOO! My beautiful creation!!”
デール:「あぁぁ! 僕の最高傑作があぁぁぁ!!!」

スタッフロール

Carol: “Hey you, thanks for playing! You’re the coolest!”
キャロル:「ねえキミ! プレイしてくれてアリガトね! もうサイッコー、だよ!」
Serpentine: “Impossible… IMPOSSIBLE!!!”
サーペンティン:「ありえねェ…ありえねェェェェ!!!」
Syntax: “IMPOSTER, MALICIOUS SOFTWARE DETECTED.”
シンタックス:「偽物ヲ発見。悪意ノアル ソフトウェアト認定シマス。」
Scientist: “May the winds of time carry you for eternity.”
古の科学者: 「悠久なる風の導きがあらんことを」

コンティニュー

Lilac: “Not today!”
ライラック:「まだまだ!」

Carol: “Let’s try again!”
キャロル:「もう一回いくよ!」

Milla: “It’s time to be brave!”
ミラ:「がんばらなきゃ!」

アイドリング(ステージ中に放置)


“Hey C’mon.”
「ねえ、早く行きましょ。」
“What’s wrong?”
「どうかしたの?」
“Do you want to get a bad time?”
「こうしてて面白いわけ?」


“Why are we stopping?”
「なんで止まってんの?」
“I’m bored.”
「タイクツだよー。」
“What do you think you’re doing!?”
「いったい何考えてんのさ!?」


“What should I do?”
「わたしどうしたらいい?」
“Is someone staring at me?”
「わたしのこと見てるの?」
“Ummmm… hehe.”
「えーっと…えへへ」

未使用セリフ

クリア後に読むと趣き深い、本編未使用のボイスの中から抜粋したものの和訳集。
「カットシーンが長すぎる」というフィードバックが多かったために開発段階またはアップデートで削除されたシーンが非常に多く、その名残りがゲームのインストールフォルダに残っている。

*ゲーム開始直後、Dragon Valley*

キャロル:「あー楽しみ! 過去最高にがっぽり稼ぐぞー!」
ライラック:「盗むのは金持ちからだけよ。わかった?」
キャロル:「はーい!」
ライラック:「約束だからね?」
キャロル:「うん、約束する!」

*古代寺院*

ライラック:「あいつらに取られる前に私たちでストーンを盗む!」
キャロル:「えっ、マジで?」
ライラック:「ええ、その後に返すの。急いで!」

*ライラックの隠れ家*

キャロル:「たとえば?」
ライラック:「んー…家族のことを考えたことはある? っていうか、会いたいって思わない?
キャロル:「たまに姉ちゃんのことを考えるよ。簡単にまた会えるとは思ってないけど…
ライラック:「そうね…」
ミラ:「わたしお姉ちゃんがほしいってたくさんお願いしたけど、だめだったの。流れ星にも、クリスタルの玉にも…草をかむおまじないもやってみたのに…
キャロル:「耳をこするのは? ボクが小さいころやったことあるよ」
(おそらく耳をこすって祈るミラ)
ライラック:「ね。キャロルと私がミラのお姉ちゃんでもいい?」
ミラ:「なってくれるの??」
ライラック:「ええ、喜んで!」
ミラ:「お願いがかなったんだ! キャロルありがとー!」

*ライラックの隠れ家 トルクのテント内*

(ライラック:「それって要するに、宇宙人ってこと?」
トルク:「まあそんなところだな」)
キャロル:「宇宙菌だ!」
(クスっとするライラック)
トルク:「信じられないか」
ライラック:「いえ、信じるわ」
トルク:「本当に?」
ライラック:「ずっと昔、ドラゴンがアヴァリスにやってきて、私たちの先祖の血と混じり合ったと言われてるの」
キャロル:「ライラックみたいなのじゃないよ。映画に出てくるでかいやつだよ!」
ライラック: 「だから、こことは違う別のどこかがあっても不思議は無いわ」
トルク:「なるほどな…」
~~
トルク:「ただ、大事なことだからよく覚えておいてくれ…このミッションは僕の許可無しに誰かに話すのは禁止だ。」「世界中から気が狂ってると思われたくないからね」
ライラック:「わかったわ」
キャロル:「そんなことよりボク疲れたよ」
ライラック:「ええ、もう休みましょ。今日は一日大変だったしね」
トルク:「ライラック…」「ありがとう」

*Fotune Nightボス戦後*

キャロル:「あの人ってちょっと…」
ライラック:「変?」
キャロル:「市長っぽくないね」
ライラック:「同じことじゃない」
トルク:「でもとにかくここは協力すべきだ。ブレヴォンの存在を証明するチャンスだしな」
トルク:「このパーツも調べておく必要があるか…」

*ザオの屋敷*

(みんな:「お寿司!」
ミラ:「お寿司だいすき!」
キャロル:「ボクも!」)
ライラック:「ちょっとちょっと、あんた達が同じものを好き? 世界の終わりかしら?」
(一同笑い)

*飛行船*

トルク:「それにしても、この星は本当に良いところだな」
キャロル:「そう? ありがと」「トルクの星はどんなところ?」
トルク:「ああ、水の多い星さ。地表全体の80パーセントが水で覆われてる」
キャロル:「サメはいる?」
トルク:「何だって?」
キャロル:「サメだよ。歯がいっぱいある大きいサカナ」
トルク:「ああ、うん、沢山いるよ」
キャロル:「ニンジャは?」
トルク:「それはまた変な名前の魚だな」
キャロル:「トルクもまだまだこの星の勉強が足りないね」

*Jade Creekの外れ*

スペード:「言っておくがお前らと仲良しごっこをするつもりは無い。中に入ったら俺は単独行動に移る」
キャロル:「どうぞお好きに、相棒」

*Battle Glacier*

キャロル:「あのね、市長さん。ライラックが言ってたんだけど、アイツらの船はお宝をいっぱい積んでるんだって!」
ザオ:「みな、聞くがよい! この戦いに勝てば宝が手に入るぞ! 自由のために戦うのが嫌ならば富のため! 名誉のため! いくら食べても減らないラーメンのために戦うのだ!」
~~
ザオ:「ワガハイの戦車に乗る時は、2つのことを念頭におきたまえ…」「よく狙い…派手に撃つのだ!」

*ラスボス戦?*

ライラック:「私は特別な存在なんかじゃなくていい! どれだけ傷ついたって、大切なものを守るためなら私は絶対に諦めない!」

*ラスボス撃破後*

トルク:「こっちだ、早く! ライラック!」
ライラック:「でもストーンが!」
トルク:「ダメだ時間が無い!」
ライラック:「でもこの星はストーンが無いとやっていけないの!」「ミラを連れて先に行って! 後で追いつくから!」
キャロル:「助けなきゃ!」「ダメダメダメ、ダメだってば!」
トルク:「爆破して脱出口を作る! 早く船へ!」

*地上?*

ライラック:「ミラ、私…こんなことになるなんて…ごめんなさい、ミラ…ごめんなさい…ッ」
(ライラックの泣き声)

*地上*

キャロル:「ブレヴォンの言ったことまだ気にしてるの?」
ライラック:「あいつの話は本当だったと思う? 自分の故郷を守ろうとしてるって」
キャロル:「そんなのわかんないよ。でも、もしそうだったとしても、ほら、ボクらがその守り方を教えてやれたじゃない」
ライラック:「うん…」
キャロル:「まったくもう…むっつりライラックちゃーん? むっふりワイワックひゃんはー、ろーこれーすかー?」(ふざけるキャロル)
ライラック:「あはは、ちょっとやめて!」
キャロル:「くくっ…わーい捕まえたー! にひひっ」
ライラック:「…ありがとね」

*エンディング*

トルク:「それじゃあな、みんな」
(ロケット発進)
ライラック:「ほーらっ、二人とも元気出して。そのうちまた4人で、今度は宇宙菌を捕まえに行くんだから」
キャロル:「それいいね」

解説・補足

本編で語られていない設定やわかりにくいと思われるところなど。ソースは、ゲーム本編、未使用セリフ、公式サイト、Kickstarter、ゲームの古いバージョンより。翻訳の際に意識したこともおまけに。

「サッシュ=ライラックとキャロル=ティー」 “Sash Lilac and Carol Tea”

ライラックとキャロルの二人はレッド・スカーヴズ時代に出会い、当初はライバル関係だったもののすぐに打ち解け親友同士となる。
組織を抜けた後も盗みは続けており、物語開始時の二人は古代寺院へやって来る巡礼客相手に”仕事”をするため移動中だった。森の中の隠れ家で暮らしているのも、ゴン将軍と面識があるのも、普段の仕事が関係しているのだろう。
正義感の強いライラックは金持ちからしか盗まないと決めているが、現金なキャロルはその辺りはあまり気にしていない模様。

キャロルはヤマネコ、ライラックは今では極めて珍しい存在となったドラゴンの末裔。ウォータードラゴンのライラックはゲーム中の水中での活動可能時間が他のキャラよりも長い。
なお、キャロルの姉が続編『Freedom Planet 2』に登場する。

ライラックは正義感の強いお姉さん、キャロルは強気でやんちゃな子供、というイメージ。加えてライラックには女性らしさをくどくなりすぎない程度に加味。

「ミラ=バセット」 “Milla Basset”

森の中で一人で暮らしていた幼さの残るイヌの女の子。空を飛ぶための薬を作って雲の上まで両親に会いに行こうとしていたところ、爆走するドラゴンを見かけて好奇心で追いかけ友達になる。それまでは自身で名前をつけた切り株「スタンピーくん」が彼女の唯一の友達だった。
人見知りをしがちだが誰よりも仲間想いで、力を合わせれば強くなれると信じている。
ブロックやバリアを作り出す能力は生まれつきなのか後天的に会得したのか、その詳細は不明。なぜ森で一人で暮らしていたのか、両親の消息など、謎が多い。

ミラは健気な可愛らしさを最重要視。あざとい? 狙い通りである。ケモナーの世界へようこそ。

「トルク」 “Torque”

宇宙に広がる惑星連合、チェイサーという公組織の一員。アヴァリスの上空でブレヴォン軍と交戦し、ブレヴォンの船に大ダメージを与えることに成功したものの味方は壊滅、トルク一人だけがかろうじて生き残る。
チェイサーに参加するほど熱血漢だが、これまでの過去や仲間を失った経験から若干悟ったような性格になっている。

アヴァリスのお偉いさんにはそれなりに敬意を持っているが、あくまで自分は違う星の者として接する。ゴン将軍やザオに対する口調と教王へのそれの違いとか地味にこだわってみた。

「サーペンティン」 “Serpentine”

ブレヴォン軍幹部。元は傭兵だったが、力を求めた彼はブレヴォンの協力により両腕を機械化する。しかしその義手には精神汚染ウィルスが仕込まれており、自身の気づかぬ間にブレヴォンの忠実な配下となっていた。
しぶとさに定評があり、何度も撃破されながらも生き残る。2にも登場予定。

彼の場合はいかにもチンピラっぽい口調で話を盛り上げてもらった。

「ハンタースネーク」 “Hunter Snake”

Dragon Valleyのボス。その正体はサーペンティン配下のロボット(乗り物とも言う)。古いベータ版で実際にサーペンティンが乗っているシーンを見ることができる。

「ゴン将軍」 “General Gong”

シャントゥーの将軍。万事俺に任せておけと言い切った直後にザオの奇襲を受けてキングダムストーンを奪われてしまう。

豪放磊落な武人のイメージ。軍を預かる身だけあって礼儀をわきまえているが、根が脳筋なので堅苦しい言葉遣いはあまり得意ではない、ということにした。

「ニーラ=リー」 “Neera Li”

教王の相談役であり直属の配下。氷のパンダ・ガール。元々はシュイガンの王宮付き司祭だったが、前国王の死とデールの洗脳事件を受けシャントゥーへと移る。教王がデールを洗脳から解放してくれることに期待し、また生来の生真面目で責任感の強い性格から、新たな主の元で熱心に職務に励む。

当初はライラック達を敵視する冷徹でイヤな女という役柄だったものの、真実を知った後は素直にサポートに回る。そして続編ではなんとプレイアブルキャラクターに昇格。ビジュアル面の女子力も大幅に上がりメインキャラクターの一人として活躍する(予定)。

教王直属ということでゴン将軍とは上下関係の無い同僚の感覚で会話している。

「スペード」 “Spade”

レッド・スカーヴズの幹部でシュイガン王子デールの腹違いの弟。仮にも王族が犯罪組織に入った経緯は不明。
1の時点ではデールとどちらが年長なのかわからなかったが、2のキャラクター紹介でデールが兄、スペードが弟であることが判明した。

Kickstarterでのストレッチゴールとしてトルクと共にプレイアブルキャラクター可が約束されているが、2018年夏現在依然として未実装。

スペードは皮肉屋なイケメンキャラとして口調を設定。本作では実現しなかったデールとの共演時の接し方が興味深い。

「レッド・スカーヴズ」 “The Red Scarves”

ライラックとキャロルが本編開始以前に所属していたシャントゥーの地下組織。盗みだけでなく殺人にも関与している可能性が高く、そのことがライラックとキャロルの離脱、ひいては二人とスペードとの軋轢の原因となったことがうかがえる。

「おんな菌」「宇宙菌」 “Cooties” “Space Cooties”

直訳すると「シラミ」「宇宙ジラミ」になるが、このCootiesは日本の子供が言う「うわーこいつに触るとばい菌(〇〇菌)がうつるぜー! バーリア!」の時の「ばい菌」の意味である。古くはエンガチョ。

「教王」 “The Royal Magister”

シャントゥーの指導者。その風貌と言動からドラゴンの血族と思われる。オープニングとエピローグのナレーションも担当。
筆者の脳内設定では「シャントゥー国の政治・宗教両面の指導者。本名不詳」であるが、公式で詳しく語られていないため本来の設定と食い違っている可能性はある。(特に宗教面を含むかどうかは大いに疑問の余地がある)
2に過去の別の教王が登場する。

知性と威厳あふれる声色とは裏腹にティムタムが好き……というのが半ば公式設定になりつつある。担当声優の好物というのが元ネタ。

「教王」は筆者の造語。王と教皇を合わせました的な単純な発想で。後に某ゲームの「星教主」という単語を知って、やられた! と思った。このセンスの差よ。

「ティムタム」 “Timtams”


オーストラリアのアーノッツ社製チョコレート菓子「Tim Tam」。輸入菓子を売っているお店を探せば日本でも買うことができる。とても甘い。

「シャンムー市長ザオ」 “Mayor Zao of Shang Mu”

選挙で選ばれたシャンムー市国の長。多選を狙いキングダムストーンの奪取に踏み切る。
作中随一のコミカルなキャラクター。

一人称ワガハイは、某ゲームの大胆なローカライズを意識しつつ思い切ってみた。賛否あるかと思うけれどご容赦いただければ幸い。お調子者で無駄に偉ぶっている、教王に名指しで愚か者と言われるほどダメな奴だが、どうにも憎めない人物として愛嬌を感じられるよう配慮したつもり。

「ブレヴォン卿」 “Lord Brevon”

宇宙を股にかける無法者のボス。故郷を救うために他の星を侵略しているというのが彼の主張で、その行為自体が故郷を危険に晒しているとトルクに非難されるが意に介していない。
自分は前に出ず裏から支配するやり方から彼の狡猾さがうかがえる。

卿という肩書きとやたら迂遠な言い回しから、丁寧口調にするかどうか迷った。決断の決め手は顔面。「この顔でですます口調は無いだろう」という実に失礼な理由で今に至る。

「プライム・ディレクティヴ」 “Prime Directive”

Thermal Baseでのブレヴォンとトルクとの会話で言及された。おそらく『スタートレック』などのSFネタで、「科学技術の十分に発達していない星の文明に干渉してはならない」という重要な規定のこと。自然環境保護の類。
ブレヴォンの宇宙船を攻撃し惑星アヴァリスに墜落させると、現地に被害を出したり未知の科学技術を見せてしまうことになりこのルールに抵触してしまう。そこでトルク(チェイサー達)は「自称自然災害であるお前を落としてもそれは単なる災害であって文明に干渉することにはならない。セーフだ」と主張している。非常に苦しい気がするが、他作品でもよく破られるルールらしい。

「キングダムストーンとドラゴン」 “The Kingdom Stone and The Dragons”

遥か昔、惑星アヴァリスに宇宙船が不時着した。船に乗っていたドラゴン族の科学技術は当時のアヴァリスの文明と比べると神に等しいものであった。アヴァリスの人々は彼らを敬い「シャンムー」「シャントゥー」「シュイガン」を建国する。ドラゴンたちは自分達の星へ帰ることを試みたが、長い時間をかけてもついにそれは叶わなかった。彼らは残ったエネルギーの全てを使い、一つの宝珠――「キングダムストーン」を作り出し、彼らの願いと共にアヴァリスの民に託すことを決めた。時が流れ、ドラゴンは伝説の存在となり、キングダムストーンは唯一無二のエネルギー源として今日までアヴァリスの社会を支えてきた。

近年になってストーンの出力が落ちてきていることが判明した。それに対しエネルギー需要は増える一方であり、ついには供給量を上回ってしまう。シュイガン国は不足したエネルギーを他国から奪うため兵器を展開し、シャンムー市国はキングダムストーンを手中に収め独占する計画を密かに立てていた。ストーンの管理を担うシャントゥー教国の教王は為す術もなく状況を見守るばかりであった。

ブレヴォンの船と共に爆散し失われてしまったかに見えたキングダムストーンだったが、その力は形を変えても依然残っており、むしろアヴァリスの空を舞うストーンの放つエネルギーは以前よりも増大していた。ストーンの力は衰えていたわけではなく、それは人々の醜い欲望の大きさに応じて増減する性質を持っていた。文明の発展に伴い人の欲望が大きくなるあまり、時に大切なものを見失う。古のドラゴン達はその警告をストーンに込めていたのだ。

「メルガ」 “Merga”

アヴァリスの深海に一人のドラゴンが封印されていた。今回の騒動によりキングダムストーンが一度破壊されたことで古代の封印は解けてしまい、彼女は古代兵器バクナワを復活させるために動き出す。世界への復讐を企む冷酷非情なウォータードラゴン、その名はメルガ――(Freedom Planet 2 へ続く)

おわりに

こんにちは、ご縁により公式に日本語翻訳等をさせていただいた者です。
2018年8月、ついに日本語追加パッチが配信され、さらにマーベラスさまからPS4版とSwitch版も発売されました。これで今までより多くの日本の方がこの素晴らしいゲームを楽しめるようになり、一人のファンとしてとても嬉しく思っています。
このガイドはそんな日本の『Freedom Planet』プレイヤーのために書きました。(もちろん非公式です) ゲームをより楽しむお手伝いが少しでもできれば幸いです。

PCゲームでは特に、日本のプレイヤーからのフィードバックは貴重です。よろしければどんどんご感想を発信してください! 『2』の日本語化の実現とそのクオリティに関して、ファンのみなさまの熱意が良い影響を与えることは間違いないはずですので!

また、このガイドについてはもちろん、1の日本語訳に関するご意見ご感想もお気軽にどうぞ!

それでは、日本のチェイサーのみなさまによき風が吹きますよう。

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