Overview
FSX:SEを一部日本語化します。主にミッションが日本語で遊べるようになります。
スクリーンショット
利用方法
ダウンロード(google drive)[drive.google.com]から最新のファイルをDLして展開し、中身を全てFSX:SEのインストール先に上書きして下さい。
ファイル末尾の数字はリリース日時です。
尚、UIまで日本語になるのは嫌だ!という人は下の方にある「UI部分のみ英語に戻す方法」を参照して下さい。
インストールと同じ手順で上書きして下さい。
インストール先からcategories、FWeb、Missions、weatherをディレクトリごと削除し、Steamから「ゲームキャッシュの整合性を確認」を実行して下さい。
※単に「整合性を確認」するだけだと日本語化ファイルが一部残ってしまいます。
インストール前に上書き対象ファイルをバックアップしておく方法でも可です。
最低限知っておいて欲しいこと
利用した結果について当方では何ら責任は負えません。
FSX(非Steam)には公式「日本語版」が存在しますが、この「日本語化」はそちらとは関係の無い独自訳となっています。
当然ミッション名も「日本語版」とは異なりますのでご注意下さい。
尚参考までにオリジナルのミッション名(英語名)をミッションブリーフィングに追記してあります。
以下のとおりです。
目標とした範囲は達成したので、今後私の方で訳文を追加する予定はありません。
◆翻訳しているもの
・ミッション関係全て
・Learning Centerの「はじめに(Getting Started)」(同ページにある3つのチュートリアル含む)
・UI関係(ダイアログ含む。現状把握してる範囲は全て完了)
◆翻訳していないもの
・その他Learning Center全て(ロッド先生のレッスン含む)
・各航空機に固有の説明文、計器など
・一部UI(何処に定義されているのか不明な部分)
・各種音声
設定>一般にある「字幕を表示」(英語版の場合SETTINGS>GENERALにある「Show captioning」)にチェックを入れて下さい。これを入れないと字幕が表示されません(「ニーボード上でのみメッセージを確認出来れば良い」という人は不要です)。
尚これはFSX自体の仕様ですが、プレイ中ニーボードのメッセージ欄を表示しているとメイン画面に字幕が表示されません(ニーボードにのみ表示されます)。
特に「チュートリアル 1: 初めての離陸」ではミッション開始直後にニーボードが強制で開くので、そのままだとメイン画面には字幕が表示されません。ご注意下さい。
ご存知かとは思いますが、航空無線は基本的に英語で行われています。
この日本語化を利用する方は恐らくフライトシム初心者が多いと思われるので、航空無線の入門となることを意図し、機外との無線は「原則」英日併記としています。
(カンパニーラジオ等内輪の無線まで併記にしたのはちょっとやり過ぎだったかもしれませんが・・・)
FSXのミッションセーブデータにはミッションを開始した時点のミッションファイルが丸ごと含まれています。
なので、英語版のセーブデータを日本語化版でロードしても日本語にはなりません。
プレイは出来ますが、表示されたメッセージをニーボードで確認しても英語ですし、その後新たに表示されるメッセージも英語となります。
逆に日本語化版のセーブデータを英語版でロードすると文字化けします。
操縦は可能ですが、ミッションとして実用にはなりません。
航空機の計器やスイッチ類にマウスを持って行くとツールチップが表示されますが、以下の条件ではそれが正しく表示されません。
・「フルスクリーン」有効かつ「DirectX 10先行使用」オン>ツールチップ自体が表示されません
・「フルスクリーン」有効かつ「DirectX 10先行使用」オフ>文字化けします
残念ながら原因がよく分かっていません。申し訳ありませんが以下の方法で回避して下さい。
・ウインドウモードでプレイする
・フルスクリーンでプレイしたい場合はUIを英語に戻す(下記「UI部分のみ英語に戻す方法」参照。尚UI全部ではなくツールチップの問題だけ修正したい場合はlanguage.dllのみオリジナルのものに戻せばOKです。)
ご了承ください。
その他細かい話
細かいこだわりですが、これらについてはあえて翻訳していません。見慣れない英語がでてきたら大体これのどれかです。
上記の通り無線は原則英日併記としていますが、どうせ同じ内容を書くのであれば…ということで日本語側は航空無線の解説となるべく、少々過剰に翻訳しています。
例えば「tower」は「飛行場管制席」としていますし、会話の中で省略されている意味や単位についても日本語側では補ってあります。
お蔭で少々くどく感じる部分もあるかもしれませんが、それも「航空無線の入門となることを意図」した為です。判る方は日本語を無視して英語をそのまま読んで頂ければと思います。
これは英語版がそうなので日本語化の問題では無いのですが、そのようになっています(つまり正しいセーブ日時は表示から-9時間した時刻です)。
日本語化ついでにこの日付を治す方法を色々調査したのですが、結局特定出来ませんでした。但し日本語化によって日付文字の文字化けは治ります。
尚これはセーブデータの日付表示部分のみの問題であり、FSXの他の機能(例えばフリーフライトの現在時刻等)には何ら影響はありません。
環境によりミッションターゲットの文字が見切れたり、漢字が潰れたりする可能性があります。
そういった場合はミッションターゲット欄を拡大して下さい。
少々選択し辛いですが、他のウインドウと同様端を掴んで広げることが出来ます。
英語版でのスキルレベルは初級(BEGINNER)となっていますが、作業の途中で中級(INTERMEDIATE)のミスである可能性が高いということが判ってきました。
そのため日本語化では中級(INTERMEDIATE)に修正(格上げ)してあります。
これはスキルレベル表記のみの変更であり、ミッション内容やクリア後のリワードには何ら影響はありません。
英語版ホストに日本語化版で参加、または日本語化版ホストに英語版で参加しようとするとエラーが出て参加出来ません。
マルチプレイヤーミッションは英語版同士、日本語化版同士でプレイして下さい。確認していませんが、恐らく日本語化版でも訳文修正等でミッションファイルが異なると同じエラーになると思われます。両者最新版の利用を推奨します。
尚、これはマルチプレイヤー「ミッション」のみの制約であり、「フリーフライト」は英語版・日本語化版混在可能です。
ただしあまり意味はありません。
まず相手も日本語化を導入していないと相手側で文字化けしてしまいます。
加えてプライベートチャットでの日本語利用には少々注意が必要です。
FSX:SEのプライベートチャットはSteamのチャットと連動しています。そして両者で文字コードが異なっているため、一方で入力した日本語は他方で文字化けしてしまいます。
更に、Steamチャット側で入力した文がFSX側に反映されない(相手には送信はされているが自分のFSX側プライベートチャット上に表示されない)という問題もあります(画像の黄色枠参照)。
結局のところ、プライベートチャットについては単にSteamのチャット機能(もしくはその他ツール)を利用したほうが良いかと思います。
確認しているのは2箇所です。
1つ目は日本語化したプレイヤーがホストした場合の「気象テーマ」部分です。英語版プレイヤーがサーバー設定の該当項目を見ると文字化けして表示されます。
2つ目は日本語化したプレイヤーが役割で管制塔管制官(Tower Controller)を選んだ場合です。英語版プレイヤーには役割が文字化けして表示されます。
これらはいずれもプレイ前のUI部分のみの問題であり、実プレイには支障ありません。
もちろん日本語化プレイヤーには正しく見えます。
現状はとりあえずその部分だけ英日併記にして誤魔化しています。
尚、理由あってどうしてもこの仕様を避けたい場合は下記の「UI部分のみ英語に戻す方法」をお試し下さい。
「ミッションは日本語字幕でプレイしたいけどUIまで日本語になるのは嫌だ!」という人向けです。
1.まず、既に日本語化済の人は一旦日本語化をアンインストールして下さい。
2.日本語化ファイルををDLし、適当な場所に展開して下さい。
3.日本語化ファイル中直下に有るdll(fsui.dll、language.dll、symmap.dll)を全て削除して下さい。
4.日本語化ファイル中のcategoriesディレクトリを削除して下さい。
5.日本語化ファイル中のweatherディレクトリを削除して下さい。
6.日本語化ファイル中のDialogsディレクトリを開き、中のファイルを全て消して下さい。
7.こちら[drive.google.com]から最新のglobalstrings.spbをダウンロードし、Dialogsディレクトリの中へ入れて下さい。
8.あとはこの編集した日本語化ファイルを通常どおりFSX:SEへインストールして下さい。
この作業をしてもごく一部に影響が残りますが(ミッション選択後の右上スキルレベル表示や、特定ミッションでシーナリーのメッシュ解像度の変更方法を説明している文章)、実用上は問題ないかと思います。
UI部分の翻訳でどういう訳を当てたのか判るよう、一覧表を作成しました。参考までに提示しておきます。
[link]
CC BY-SA 3.0[creativecommons.org], Wikimedia[commons.wikimedia.org].
日本語化とは直接関係ない話題のメモ
とりあえず以下を開けておけばOKです。
6112 TCP/UDP (serverを立てる際のデフォルトポートです)
27016 TCP/UDP
参考:
FSX:SEのportについて
[link]
Steamのportについて
[link]
コメントで話題となったのでここにメモしておきます。問題はありますが1つの方法として役に立つかもしれません。
- 事前にキー設定にて「視点 – 全て同期 (切替)」に適当なキーを割り当てておく
- ミッションを開始したら即ポーズ
- 表示>新規ウインドウ>コクピット>vertual cockpit で新ウインドウを2つ追加
- 追加した新ウインドウを右クリック>ウインドウの切り離し で画面外に切り離す
- 切り離した画面を左右ディスプレイ(3画面の場合)に持って行き、それぞれ視点位置を調整する(これが面倒だと思いますが…)
- 位置が揃ったら真ん中のウインドウを選択、1でバインドした「視点 – 全て同期 (切替)」を押す(これで真ん中のウインドウで視点を変更すると横の2つも追従します)。
以上を行うとこんな感じの画面になるかと思います。
利点:
・字幕やUI(ミッションコンパス等)が真ん中のウインドウに表示されます。
欠点:
・ウインドウ位置は保存されないので、毎ミッション開始する度にこれを行う必要があります。
・Steamのスクリーンショット機能が正しく動作しないようです(外に出したウインドウがメインと重なる)。
・(多分)1画面のときよりも負荷が増しているかと思います。
ウインドウの位置が保存されない件についてはFSXの先人たちが色々と対応を考えているようです。ぱっと検索して出てきた方法ですが1つ紹介しておきます(もっと良い方法が他にあるかもしれません)。
[link]
上記URLでは外部ソフトを使ってウインドウ位置を保存する方法が紹介されています。
ただしこのソフトで復元出来るのはウインドウ位置のみで、ウインドウの追加・切り離し・各ウインドウの見た目調整は毎回手動での調整が必要なようです(環境によりexeは管理者権限で実行する必要があるかと思います)。
ちなみにミッションではなくフリーフライトに限って言えば、ウインドウを並べて視点位置調整をした状態を「このフライトをデフォルトとして設定」にチェックを入れて保存すれば次回からもウインドウ位置・角度が復元されるようです(ただし当方で試した所ウインドウのサイズが復元されないことが度々ありました)。