Overview
Reassemblyの中でも最も取っ付きにくいであろうモード、サンドボックスモードについて、何をすればどういうことができるのかを簡単に説明するものです。あくまで覚え書き程度のものですので、とりとめのない内容であることはご容赦いただければと思います。
サンドボックスって何?
読んで字のごとく、砂場のようなものです。船の設計であるとか、船を戦わせたりであるとかができます。
他のモードとの最大の違いは、
船の最大ポイント制限がないこと
すべてのFactionの、すべてのパーツを自由に組み合わせて使えること
デフォルトで用意されているすべての船の設計を確認できること
です。
コマンド入力という少々ややこしい手間はかかりますが、覚えてさえしまえばかなり色々なことができるようになります。
基本操作
サンドボックスモードの画面はこんな感じです。
WASDキーとかで自由に視点を移動でき、テンキーではない方の1、2、3キーでモードの切り替えが可能となっています。数字とモードの対応は以下の通り。
1…操縦モードです。実際のゲーム中のように船を動かし、発砲したりできます。動かす船はコマンドモード(後述)で選び、操縦中の船が破壊された場合は自動でコマンドモードに移ります。
2…コマンドモードです。船をクリックして操縦モードで操作する船を選んだり、あるいは複数の船をいっぺんに選択してDelしたりということができます。
3…設計モードです。おそらく一番使用頻度の多いモードになるかと思われます。ゲーム中の設計画面と同じように、個々のブロックを動かしたりくっつけたり、消したりコピペしたりできます。
Escキー…サンドボックス状態が解除されてしまい、できることがなくなります。メニューに戻ってサンドボックスモードを開き直すしかなくなるため、大事な作業中は気をつけてください。
Caps Lockキー…原因はよくわかりませんがなんか挙動が変になり、まともに作業ができなくなります。誤入力には本当に注意してください。
コマンド入力
さて、前章の画像で「In the beginning was the command line」とあったと思います。コマンドラインとはなんじゃらほい、という方のために説明すると、前章画像の「ここにコマンドを入力」とある場所へ特定の文字列や値を入力することによって、ゲーム中ではできない色々なことを実行できるのです。コンソールコマンド、と言えばもしかしたら別なゲームで聞き覚えのある方もいるのではないかと思います。
※コマンドの入力中は、ショートカットや操作モードの切り替えなどのキー入力が利かなくなります。
ここでは、代表的かつよく使うと思われる(私に使うことのできる)コマンドを説明します。
palette [Faction番号]
[Faction番号]に登録されているすべてのブロック(コマンドブロック含む)を出現させます。設計モードでは、これで出したブロックをコピペなどしながら船を作ることができます。
fleetpalette [Faction番号]
[Faction番号]に登録されているすべての船・ステーションを出現させます。これらは一切行動を起こしませんが、シールドなどのパーツは機能しており、一部の対空武器はミサイルのような脅威を捕捉するときちんと迎撃してきます。また、コマンドモードで船を選択し、操縦モードに入ればゲームと同じように自由に動かすことができます。
fleet [Faction番号] [使えるポイント] [船の最大数]
[Faction番号]に登録されている船の中から、[使えるポイント]と[船の最大数]をオーバーしないように艦隊を生成します。[使えるポイント]は入力しなかった場合は1000、[船の最大数]は10で実行されるようです。fleetpaletteと違い、こちらの船は実際のゲーム中のNPC船と同様の振る舞いを見せます。つまり、各々がAIに従って動き回ったり、敵を捕捉して攻撃をしたりします。こちらの船も、操縦モード下ではあなたの手で操縦可能です。
ssave [名前]
選択中の船・ステーションをコマンドブロックが所属するFactionに登録し、[コマンドブロックのFaction番号]_[名前].luaというファイルに保存します。デフォルトの保存先は、私の場合は[ユーザー名]保存したゲームReassemblydatashipsでした。ModによるFactionの場合は、該当するModのShipsフォルダに出力されるものと思われます。これで生成されたluaファイルは、ゲーム中の設計画面でエクスポートできるそれと同じように扱うことができます。
サンドボックスで設計してみよう
最初に書いたとおり、サンドボックスモードでははじめから全Factionの全ブロックを使うことができ、またポイント上限に悩まされることもなく設計を行うことができます。ここではその手順について、かいつまんで説明します。
コマンドラインへpalette [Faction番号]を入力し、該当Factionに所属するパーツを出します。画像はpalette 8を入力したときのものです。
コマンドラインに手をつけていない状態で、テンキーでない方の3キーを押して設計モードに入ります。すると、ゲームでの設計画面のように、パーツをつかんでくっつけたりはがしたりといったことや、パーツのコピペなんかができるようになります。適当なコマンドブロックを1つ引っ張ってきたら、後はその周りにパーツなり何なりをくっつけていきましょう。途中でモードを変更することで、実際の操縦感などを試すこともできます。
ひととおり船を設計できたら、ssave [名前]であなたの船を保存しましょう。出力されたluaファイルは、普通のゲーム中でエクスポートされたそれと同じようにトーナメントなどで使うことができます。
※サンドボックスで作った船をゲームにインポートする場合、そのゲーム中でアンロックしていないパーツを使用した船は利用することができないのでご注意ください。
ふろく資料
デフォルトのFactionとFaction番号の対応は、以下のようになっています。
2…ファーマー
3…レッド
4…ティンクレル
5…植物
6…ボーグ(白い四角パーツばっかのやつ)
7…なんかハエみたいなやつら
8…テラン
10…他ユーザーの作った船たち(※)
11…クリスタライン
12…ビー
13…クソ植物スパイキープラント
14…???(未使用Factionっぽい)
15…センチネル
16…???(未使用Factionっぽい)
(※)これ自体は固有のブロックを持たず、船のみのFaction。fleetpalette 10は大量の船がスポーンして超重くなるので注意!