SUNLESS SEA Guide

Sunless Sea 日本語ガイド:基本編 for Sunless Sea

Sunless Sea 日本語ガイド:基本編

Overview

独特の世界観を持ったローグライクゲーム「Sunless Sea」の日本語ガイド「基本編」です。この章ではゲームの基本的な操作方法やルール、および世界観について解説します。

はじめに

“The sea has never been friendly to man. At most it has been the accomplice of human restlessness.” Joseph Conrad

「大洋は人におだやかならずとも、いつしも探求の躍動たらんとす。」ジョゼフ・コンラッド(1857~1924)

冒険は危険をはらみます。犠牲と経験を糧にして航路を開きましょう。

Sunles Seaは産業革命後のロンドンを舞台としたビクトリアン・ゴシック調の海洋ローグライクゲームです。物語の始めに選択するいくつかの結末を目指して、様々な境遇の主人公が蒸気船を操り漆黒の大海原に漕ぎ出します。行く末に待ちうける死は物語の一旦の結末を意味しますが、その旅の過程で獲得した資源の一部とそして何よりも経験は次の物語に受け継がれます。暗く怪しくも美しく描画された世界と緻密に作りこまれたストーリーは、暗晦に差す灯台の光明に似て船を操る航海者の探究心を捉えて離しません。温かい紅茶を淹れたら部屋を暗くしヘッドホンをつけて世紀末のロンドンから旅を始めましょう。

メインメニュー

  • Continue 物語を続きから始める
  • New Stories Available! 追加の物語を導入する
  • New Game 新しく物語を始める
  • Load Game 物語を読み込む(救済モードを解除する)
  • Options 設定
  • Credits クレジット
  • Exit to Desktop デスクトップに戻る

ひとまずここでは「New Game」を選択して新しく物語を始めましょう。このゲームはオートセーブですので物語の進行は自動的に記録されていきます。したがってプレイヤーのとった選択肢や行動はやり直しすることができません。主人公の死はその物語の永久的な結末を意味します。

しかしながらこのゲームが大変難易度の高いことから、ローグライクゲーム初心者にとって物語の持続が過酷すぎるといったことがあるかもしれません。このためにこのゲームには「救済モード(Merciful)」が用意されており、ゲーム中に「Manual Save」を選択することで救済モードを開始することが出来ます。このモードでは物語を直前のオートセーブにさかのぼってやり直しすることができ、主人公の死もある程度回避することが可能になります。このモードに移行すると、以降の物語には「救済モード」の称号が付加されはずすことはできません。

Captain’s Making 主人公の作成

いまからおよそ30年前、ロンドンのビクトリア地区はコウモリ(bats)によって侵食され、その結果地表から数マイルも下に沈んでしまいました。

人々は大変不便な思いをしました。見渡す限り荒涼とした暗黒の海が横たわり、あなたを待ち受けています。深界(Unterzee)へようこそ。

  • Choose a Past 主人公の生い立ちを選択
  • A Past Wreathed in Shadows 生い立ちは暗澹として知れず
    とにかく深界に漕ぎ出したいのであればこちらを。生い立ちはいずれ知ることとなろう

ここでこの世界の有様が少し明らかになります。何かしらの超自然的な現象によって世界は暗黒に覆われ「深界(Unterzee)」と呼ばれる暗黒の層と地表とに別れてしまいました。この物語の主たる世界に夜明けが訪れないのはこれが理由なのです。

Who were you? 生い立ちの選択

深界に生きるものとして、また船長として、その生い立ちたるやいかに?

  • A street urchin! 浮浪児:育ち盛りを過ぎ愚連隊より追放される。そのまま犯罪者として登りつめていくのもよかったが、航海に出ることにした。手切れ金は船を買うには十分だった。
    この出自は「ベール(Veil)」(Agilityに相当)を恩恵とする。敏捷性と回避に長けるであろう。
    幼なじみであるLongshanks Gunnerが砲手として仲間になります。25ポイントのベールの追加(計50ポイント)と10エコー(Echo、通貨に相当)を追加(計60エコー)
  • A poet! 詩人:教育と躾は探究心を押さえつけるに足りなかった。幸運なことに失踪して久しい父には裕福な支援者がいたようで道は開いたかに見える。
    この出自は「ページ(Page)」(Intelligenceに相当)を恩恵とする。策略の手口と知識に長けるであろう。
    当座の友であるうすのろSly Navigatorが航海士として仲間になります。25ポイントのページの追加(計50ポイント)と20エコー(Echo、通貨に相当)を追加(計70エコー)
  • Veteran of the Campaign of ’68 1868年戦役の退役軍人:地獄の浸食に抗い交戦したものの、ロンドンは陥落した。拾い集めた遺失物と兵役後の軍人恩給は指揮官としての再出発を可能にする。
    この出自は「鉄(Iron)」(Strengthに相当)を恩恵とする。物理的な攻撃力に長けるであろう。
    知りうる中ではなんとか我慢になる炊事係Shady Cookが仲間になります。25ポイントの鉄の追加(計50ポイント)と20エコー(Echo、通貨に相当)を追加(計70エコー)
  • An ordined preist 公認祈祷師:皇威に見放され、驕る栄誉も久しからず。決して名を明かさぬその信奉者により、一抹の光明を見たり。底知れぬ欲望は深界に導かれる。
    この出自は「心臓(Hearts)」(Enduranceに相当)を恩恵とする。士気高揚と回復力に長けるであろう。
    その死を間近に控えた機関士Gall-Eyed Engineerが仲間になります。25ポイントの心臓の追加(計50ポイント)と10エコー(Echo、通貨に相当)を追加(計60エコー)
  • A natural philosopher 物理学者:稀代の奇説を振りかざし、情熱と野望を胸に、暗黒ロンドンの天蓋たるニース(Neath)より下り深界へと誘われた。
    この出自は「鏡(Mirrors)」(Perceptionに相当)を恩恵とする。探知力と認識力に長けるであろう。
    Plausible Surgeonが医師として仲間になります。25ポイントの鏡の追加(計50ポイント)と20エコー(Echo、通貨に相当)を追加(計70エコー)

Choose an ambition 物語の結末を選択

何処へたどり着こうというのか。

  • Your Father’s Bones 父の遺骨:深界の藻屑となったという父のことは覚えていないが、夢に見ることがある。父の軌跡をたどりロンドンに埋葬したい。
    父の骨を発見することで物語は結末を迎えます。手始めに暗黒ロンドンで最初の手がかりを探そう
  • Fulfilment 達成:数百とも知れぬ逸話を集め深界を学び、出版し、余生を過ごそう。
    ロンドンに帰港した際はいつでも物語を終えることが出来ます。ただし手記の出版が先ですが。
  • Wealth 財産:貧しさは身にしみてわかっている。邸宅が、召使いが、きらびやかな着物が、そして何より家族がほしい。
    たしかな財を成し、下宿を邸宅へと築きあげれば物語を終えることが出来ます。
  • A Private Kingdom 帝国の興隆:絶対的権力をもって国を興そう。桃源郷となれば。この結末を目指すにはある条件を達成する必要があります。

A Last Scrap of Paperwork あともう少しの事務手続き

“Captain! Captain! An irregularity with the Harbourmaster’s Office! They wish to know – what term of address do you prefer ashore?”

「船長!船長!港湾管理局からのお達しです!オカではいかようにお呼びすればよろしいか?」

ここではあなたの敬称を選択します。性別は任意です。

  • Madam 深界では思ったより多くの船長がこう呼ばれます。
  • Sir
  • Citizen 平等主義者たちは自戒を込めてこう呼び合います。
  • my Lord 本当に高貴な家のご出身かもしれませんな。今となっては知るよしもありませんが。
  • my Lady 本当に、本当にお姫様かもしれませんな。どうぞよしなに。
  • Captain 「船長」は海でもオカでも「船長」です。本当にありがとうございました。

あなたの肖像をリストから選び、名前(「Choose your name」に記入)を決定します。

「ACCEPT」を押下すると物語が始まります。

ゲーム画面の解説

操作ガイド

出航・帰港・戦闘モード切り替え・採取・使用

前進・全速前進↑
取舵(左転)←
後進・全速後進↓
面舵(右転)→

海図(マップ)の表示
地名索引の表示
深界コウモリ(Zeebat)の射出
マスト灯の点灯・消灯
修理の開始・終了
エンジン過給機の始動・停止
汽笛

ゲームの一時停止

標的

中部甲板砲の発射
前甲板砲の発射
後甲板砲の発射

支援機材1~6の使用

Gazetteer 地名索引

「地名索引(Gazetteer)」とはあるが、ここに航海日誌や積荷目録、船員名簿、航海日誌もあわせて編纂しよう。

「G」を押下するか操作メニューの「インベントリ」をクリックすることでこれらを閲覧することができます。

Story 物語:島々の港に寄港するたびに物語が進行します。表示されるパネルには新たな物語と様々な選択肢があり、その決断のひとつひとつは以後の物語のみならず、深界の有様にも少なからず影響をおよぼします。物語の中には必要な条件を満たすことで初めて選択できるようになる項目もあり、また確率で結果の変化する選択肢もあります。これらの選択と導き出される結果によっては資産や恐怖の増減、船員たちの生存にも影響をおよぼします。さらにロンドンにおいては、下宿での休息や海軍省への出頭、船舶の修理、船員の雇用、民間人からの依頼を受けることもあります。

Hold 積荷目録:ここでは現在積載している積荷の全てを確認することができます。右項「貨物(Cargo)」欄には主に貨物室に積載されている物品が、「貴重品(Curiosities)」欄にはその他目立った重量は持たないが物語の進行に重要な品物が記載されています。「貨物」欄に記載されている物品の中には船に装備できるものもあり、それぞれの物品のアイコンを「右クリック」→「Fit to Slot」で装着をします。注意:「貨物」欄に記載される物品にはそれぞれ重量があり、積載可能重量を超えて航海をすることはできません。超過した重量にあたる物品は、出航前に港に破棄することになり回収することはできません。

Journal 航海日誌:物語の目標や進行状況が右項に記録されています。新しい港に寄港するとパネルが追加され、そこで遭遇した出来事は各港ごとにパネルにまとめられていきます。各アイコンの上にマウスのポインタを重ねると簡単な説明が表示されるほか、パネル名のプルダウンメニューをクリックしても詳細を確認することができます。これまで遭遇し関わった経験に加えて、主人公に現時点で課せられた何かしらの影響もここに表示されます。

Officers 船員名簿:右項の船員名簿から船舶の各部署に船員を配置します。名前付きの船員に限り役割の指定をすることができます。船舶の運行を下支えする一般船員(ゲーム画面の主人公の肖像の下に「生存者数/定員数」の形式で表示)はそれらの元で働いていることになっているようです。船舶の各部署に担当者がある場合は、その船舶の航行や戦闘といった運行能力にアドバンテージが付きます。船員の配置にあたっては、船員名簿の各員の肖像を左項の適切な部署にドラッグ・アンド・ドロップするか、肖像を右クリックして「assign」を選び自動配置します。

Shops 商店:島々の港の中には商店が開かれているところもあります。左項に表示される商店では燃料や物資、装備、貿易商品がありエコー(echo、通貨に相当)やその他の資源を使って売買することができます。各商店のパネルをクリックして右項の物品欄にある「BUY(購入)」「SELL(売却)」で取引をします。注意:各物品にはたいてい重量があります。積載できる重量を超えて船に積みこむことはできません。積載可能重量を超過した物品の購入があっても警告されませんので注意しましょう。

Shipyard 造船所:さらに大きな港では船舶自体の売買もおこなわれています。左項は現在所有している船、右項は購入することの出来る船です。各船舶のプルダウンメニュー「Show detailed Information(詳細の表示)」をクリックして詳しい情報を見ることができます。「Cost」は対象船舶の値段、「Trade」は現在所有している船の下取り価格、「Total」は対象船舶の購入にあたっての必要予算となっています。

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