Overview
Unhack wikiの記事日本語訳です。
訳者より:はじめに
Unhack wiki[unhack.wikia.com]は2013年[※1]にInvertMouse自身によって作られ、今日まで残っています。
一部の記述が現在の設定に準拠していない箇所もありますので、参考程度にご覧ください。
※1:InvertMouseのユーザーページ[unhack.wikia.com]に管理人にテンプレメッセージが貼られたのが2013年1月26日。ユーザーアカウントを作成した時期は上のコメントが投稿された時期と同時期であると予測される。しかし、InvertMouseの編集記事数がUnhack wikiの記事数のそれを上回っており、他wikiの編集のためにアカウントを作成し、それを流用しただけだとしたら記事はそれ以後に書かれたものであると推察できる。
メインページ
Main Page[unhack.wikia.com]
UnhackはInvertMouse[invertmouse.com]がお送りするインディーゲームです。第1エピソード[※2]はまもなくリリースされ、現在は全7エピソード[※3]を構想しております。いずれはiPadでもプレイできるようにしようと計画しています。[※4]
Unhackは、5Kワームというウイルスが世界中のコンピューターに感染した近未来を舞台としています。あなたは名もなきUnhackerとして、スマッシュセキュリティー公式AI[※5]のWeedyと共に、ウイルスの元凶を突き止め、これを撃退する任務を遂行するのです。
Unhackの開発は2012年末から開始され、途中で大きな軌道修正を何度も行いました。
現在では全7エピソードで開発を進めています。
※2:Unhack1本編のチャプター1のことを指すと思われる。
※3:正式リリースされたUnahck1はチャプター10まで存在する。
※4:現在のUnhack1のDLCを含めた開発は完全に停止しており、iPad版のリリースもアナウンスされていない。
※5:Unhack1本編では「公式AI」(official AI)という表現は使われていない。
きっかけ
Origin[unhack.wikia.com]
3DSですれ違い通信をすると、時折Miiたちは最後にプレイしたゲームについて呟きます。InvertMouseはこれに着想を得て、『System Settings』というゲームのアイデアを思いつき、これを作ろうと思いました。私のこれまでで最大のチャレンジです。
『System Settings』はプレイヤーのコントロールパネルに組み込もうと思いましたが、コンセプトが奇抜な割に、やることが退屈だと判断し、このアイデアは最終的に破棄しました。
しばらくの間、新作のタイトルすら決まっていなかったので、 InvertMouseは『System Settings』の名のまま開発を継続しました。ゲームのプレイスタイルは変わり、『超執刀 カドゥケウス』[※6]めいたものになり、ワームに感染した機械と戦う作品になりました。
残念ながら、ゲーム内容そのものはほとんど『超執刀 カドゥケウス』のコピーとなってしまったので、別のアイデアを膨らませることにします。
最終的には、『System Settings』はパズルとアクションの要素を融合させた作品になりました。
2013年はじめには、ゲームのタイトルも『Unhack』に改めます。
様々な調整を経た後も、幾つかの要素は受け継がれています。
まず、アクションとビジュアルノベルを並行してプレイする要素。
そして、AIと共に、ハッキングを行うのは当初の通りです。
Weedy「現在ソースの特定を行っています。そこに乗り込めば、戦果を得ることができるでしょう」
訳者解説)開発中のUnhack。Weedyやワームは完成版に受け継がれている一方、ポインタを使って直接ワームを駆除するなど『超執刀 カドゥケウス』めいた要素があることがわかる。アンハッカァセンセェ……
※6:DSとWiiでリリースされた外科手術ゲーム。とりあえずヒールゼリーぶっかければ患者がもつ。難しいけど名作。(ダイレクトマーケティング)
システム
Structure[unhack.wikia.com]
Unhackは全7エピソードを予定しています。
各エピソードには導入パートがあり、その後にアクションパートが続きます。
プレイヤーがアクションパートをクリアしたらエピソードを終える前に、エピローグを読むことができます。
アクションパートの最中でもゲームに並行して文章が現れます。Unhackは第一にノベルゲームであり、同時にアクションゲームでもあるのです。
アクションパートの目的はエピソードによって異なることがあります。
プレイヤーのアバターは各ラウンド[※7]で3の残機を有しています。
アバターに武装はありませんが、ゲームが進めば、現地の装備を利用して敵に対して攻撃を行うこともできます。[※8]
※7:おそらく、同一エピソード内でも長いものは分割する構想があったのではないかと思われる。
※8:本編で登場したブラスターのことではないか。
Weedy
Weedy[unhack.wikia.com]
Weedyはスマッシュセキュリティー公式のAIで、市井の人々にもソフトウェアの広告を通じて広く知られています。
彼女はUnahckerの5Kワーム除去を手伝い、クライアントのマシンを「掃除」します。
Unhackerたちは9時~5時まで勤務し、週末には休みが与えられていますが、Weedyには休みはありません。
週末の彼女はUnhackerたちを支援するための新装備や機能を開発しています。[※9]
スマッシュセキュリティーの「顔」である彼女は、発言も慎重に行い、堅実に仕事をこなすことから、世界中のクライアントからの支持を集めています。
Weedy「認証成功。スマッシュセキュリティー バージョン1.006が起動しました。」
訳者解説)開発中のUnhackと完成版のUnahckの冒頭のスクリーンショット。
台詞が同一であることからUnhackerが接続した際は毎回言うセリフなのかもしれない。
最初期のものと比べてフォントとUIが洗練されていることも見て取れる。
※9:この設定がUnhackの完成版に踏襲されているのかは不明。ただし、本編にUnhackerが言及している箇所がある。
スマッシュセキュリティー
Smash Security[unhack.wikia.com]
スマッシュセキュリティーは5Kワームと戦うために組織されました。[※10]
この重大な責務を遂行するために同社はUnhackerたちをを雇っています。
AIのWeedyは、Unhackerたちを支援する任務を担っています。
スマッシュセキュリティーは手際の良さから、世界中のクライアントからの人気を集めています。
5Kワームの襲撃を退けなかったことなど、一度もありません。
スマッシュセキュリティーに対抗できるのは唯一、ACMEアンチウイルスだけです。
「お疲れ様です、Unahckerさん」
訳者解説)左が開発中Unhack、右がUnhack2のログイン演出。
「Unhacker23」というユーザーネームはUnhackerが多数いることを示唆しているのか、それとも日本語の「兄さん」とかけたのかは不明。パスワードは7文字「Unhacker23」が主人公だとすれば……あっ(察し)
※10:5Kワームが現れてからスマッシュセキュリティーが作られたとされる設定が、完成版に踏襲されているかは定かではない。
5Kワーム
5K Worms[unhack.wikia.com]
5Kワームがどこからやってきたのかは定かではありません。
しかし、ワームが及ぼす被害が甚大なのは、既に実証されています。
電子史[※11]史上、最も致死性の高いウイルスだということは誰の目から見ても明らかです。
従来のウイルス対策は、5Kワームには通用しません。
罹患したら最後、マシンをフォーマットするしかなく、多くの場合は、ハードウェアにまで修復不可能な被害が及ぶことも報告されています。[※12]
現状では、スマッシュセキュリティーとACMEアンチウイルスの2社が唯一、5Kワームの攻撃に対処することができます。
そのため、両社はともに巨万の利益を獲得しています。
Weedy「ワームがいます。 慎重に潜入しましょう。」
訳者解説)ワームの形やステージのレイアウト、脚本などはこの段階ですでに完成していることがわかる。
あと足りないのはバックログくらいではないだろうか。
※11:近未来ということもあり、電脳空間における歴史は今日我々よりも研究が進んでいるらしい。
※12:具体的な被害までは分からないが、Aドライブ、すなわちFDDへの多重アクセスとかそういうのではないかと思われる。(例えが古すぎる)