オブジェクトの解説 Vehicle Actives（車両）編

Overview

Vehicle Actives（車両）に関して、オブジェクトの解説と車両制限の回避方法を解説してます。Cities:Skylines攻略情報wikiで記述した内容と、ほぼ同等になります。

始めに

この冒頭部分は分けて投稿した、オブジェクトの解説シリーズと共通です。
他のガイドをご覧の方は、飛ばしてしまって構いません。

このガイドは、各種あるオブジェクトの解説を行っています。
オブジェクトがどのように動作するのか、もしくは影響を及ぼすのか解説します。
特に上限を超えることで、問題の起こるオブジェクトの解説を重点的に行っています。

オブジェクトの確認は、基本的にMODで情報を表示する必要があります。
一部の情報は、ゲームプレイ中でも確認ができます。

2つのMODで、確認が可能です。
CSL Show More Limits
Watch It!

オブジェクトの名称＆表記は、CSL Show More Limitsに準じています。

オブジェクトの依存関係を表にまとめているので、確認してください。
オブジェクトの依存関係の表

他のオブジェクト解説のリンクをまとめています。
Citizen（住民関係）編
Vehicle Actives（車両）編
Other Vehicles（車両関係）
Network & Buildings（敷設関係・建物）編
Game Speed（進行速度）編

オブジェクト制限に有用なMODをコレクションでまとめています。
Improve with MOD(MODの活用)編

Vehicles Activesについて

上限 – 16,384
警告の有無 – 無し
確認方法 – MODで確認
対象 – マップ上にいる、車両の合計

俗に言う、Vehicles Activeの上限 = 車両制限（車両上限）になります。

大半のプレイヤーは一度は車両制限に遭遇して、都市開発を諦めた方が多い思います。
この車両制限とCitizen Unitsのオブジェクト制限の2つが、都市開発の障害になります。

オブジェクトの上限は16,384台で、車両制限を超えるとCitizen Unitsのオブジェクト制限と同様に問題が発生します。
これも警告やエラー表示は無いので、気付かないでオブジェクト制限が発生することになります。

Other Vehicles（車両関係）の解説も、車両制限の話に関連するので参考にしてください。
渋滞・道路敷設の具体的な改善策も含めると、分かりづらくなるので割愛しています。
渋滞問題は要点だけにして、主に車両制限で起こる問題を中心に書いておきます。

車両の移動方法は、基本的に最速＆最短で移動します。

• 高速道路と4マス道路を、基本的に優先して走行します。
• 交通管理MODのTMPEで最高速度を変えると、この限りではありません。
• 他には優先道路の設定も、経路検索で優先順位が変化します。
• 多少のランダム要素はありますが、基本的に変化せず移動します。
• 渋滞は考慮されないので、上手く車両を分散しないと同じ道路に集中します。
• 特に距離の短縮ができないと、迂回路があっても渋滞が緩和・解消しないことがあります。

車両の増える問題は、複合的なことで発生します。

• 都市サービス車両・公共交通車両の増加
• 貨物車両の増加によって捌ききれずに、渋滞の発生
• 外部接続の車両の出入りで詰まり渋滞、車両数の増加
• 公共交通が不足・不十分で、自家用車の利用が多い
• 車両の移動距離が長く、マップ上にいる存在時間が長い
• 観光客の増加・無教養の住民が多い
• Citizen Unitsのオブジェクト制限による、車両数の増加
• 進行速度の低下で、車両の移動速度も低下して起こる車両数の増加

車両制限が発生すると、出現予定だった車両が出現できずにキャンセルされます。
車両の出現に優先順位はありません。
マップ上にいる車両は、スタック・渋滞で消滅しない限り存在し続けます。

車両が出現できないと、ゲーム側は何回も出現要求をするので悪循環になります。
2台以上の編成のある車両は、先頭車両の1両だけ出現・設定された車両数が出現せず、部分的に出現するようになります。

• トレーラーだと、先頭のヘッドだけで荷台の無い状態で走行
• 鉄道などは先頭車両だけで走行、もしくは一部分だけで走行
• 余りにも酷くなると、道路を無視して都市を飛び回るようになります。

車両制限の状態が恒常的に発生すると、都市が機能不全になります。

• 貨物車両が出現できずに、資源・商品不足の発生
• 都市サービス車両が出現できずに、都市サービスの機能不全
• 公共交通に乗車できずに、自家用車の増加

都市の作り方による部分が大きいので、人口の大小に関係無く車両制限になります。

• 10万人程度の都市でも、特に産業地区の配置や生産過剰などで、車両制限になることがあります
• DLC Industriesの産業エリアを大量設置すると、あっという間に車両制限になります。
• 高密度住宅と高密度商業がアンロックされてから、自家用車の増加
• 高密度商業の商品需要を賄うために、条例の産業空間設計を制定後の貨物車両の増加
• 他に観光客も、移動距離が長くなる傾向があるので、自家用車が増えて減りにくくなります。
• 都市規模に比例して、都市サービス車両・公共交通車両の増加

MOD「SimpleStats」で車両の内訳を見ると分かりますが、半分以上が貨物車両になっていると思います。
次に自家用車の利用者が多く、続いて公共交通・都市サービス関係の車両になります。

難しいですが、貨物車両と自家用車の移動時間の短縮が、車両数を抑制する近道になります。
都市を改善しながら、即効性のある対策・時間の掛かる対策を並行しながら行います。

車両数を減らすことですが、Citizen Unitsのオブジェクト制限と違い、削減方法が単純に行かないために難しいです。
仮に影響の少ない自家用車をMOD AVOで除去しても、時間経過で回復して改善出来ません。
車両制限はCitizen Unitsのオブジェクト制限よりも、発生時の兆候が分かりにくいです。

• 抑制するのは難しいですが、車両数を1.5万台で抑えるようにプレイします。
• もし、車両数が1.6万台近くになるようなら、都市開発を中止して対策・改善策を行います。
• 実際問題、都市開発の段階から区画を配置していかないと、早い段階で車両制限になります。
• ほとんどの場合、商業地区と産業地区の配置に何かしらの問題があります。

対策・改善策、MODやカスタムアセットを導入しても、車両制限が解決しない場合があります。
車両区分ごとに分けて、セクションを分けて改善方法や注意点を解説しています。

貨物車両

産業地区の建物は大きく

• 生産速度＆能力は、建物レベルと条例で変化します。
• 資源の消費速度は、建物レベル・サイズに関係無く一定です。
• 建物の大小での、生産速度＆能力は大きな違いはありません。
• しかし、小さい建物だと密集して貨物車両の出入りで渋滞の原因になります。
• 雇用者数の観点からも、ある程度大きい建物の方が効率がいいでしょう。

産業地区の生産量と積載量

• 建物の大小に関係無く、出荷時の最大量は8,000になります。
• バニラの貨物車両なら、トラックタイプは8,000、ワゴンタイプは6,000で設定されています。
• 積載量の多い貨物車両のアセットや、MOD AVOでの積載量増はお勧めしません。
• アセットで積載量の小さい貨物車両が多いと、単純に車両数が増えるので止めましょう。
• 資源輸入をメインで行っている場合は、資源配送の車両だけ変えると有効な場合があります。

条例「産業空間設計」・「インダストリー4.0」の制定

• 産業空間設計は、産業地区の生産量が2倍になり、より多くの商品配送ができます。
• インダストリー4.0は、高学歴の労働者も雇うようになり、更に生産量も1.5倍になります。
• 2つの条例は、DLC Industriesの建物群には効果はありません。
• 共に多くの商品配送ができますが、貨物車両も増え渋滞もしやすくなります。
• しかし、高密度商業地区の商品需要を安定して賄うには、ほぼ必要になります。
• 制定しない場合は、産業地区が余計に必要になり、今度は資源の貨物車両が増えます。
• 大抵の場合は途中から制定するので、急な輸出入の増加にも注意が必要です。

特化地区産業の設置

• 特化地区産業と通常産業は、出来るだけ近くに設定します。
• 移動距離で輸入した方が早いと判断されたら、意味がありません。
• 上手く特化地区産業が稼働すれば輸入が減って、資源配送の移動時間が大幅に短縮します。
• その結果、都市内で貨物車両の配送が完結するので、車両数が削減できます。

原料産出施設と加工施設

• 特化産業は、原料産出施設と加工施設の2つの区画があります。
• 原料産出施設が少ないと、加工施設と通常産業で使う資源両方を輸入するので、車両が増えます。
• 逆にどちらの施設が過剰でも、輸出入が大量に発生して車両が増えます。
• 生産量や輸出入のバランスを取るのは、かなり難しいです。

DLC Industriesの産業エリア設置

• DLC Industriesの産業エリアも同様も特化地区産業とほぼ同様です。
• 産業エリアを設置する場合は、特化地区産業は廃止する方向になります。
• 産業エリアと特化地区産業で使う資源がまとめて輸出入されるので、分かりづらいです。
• 産業エリアの特殊資源と通常の資源も、分けて処理されるので余計に状況が分かりません。

地下資源

• バニラの環境だと、石油業の石油と鉱業の鉱石は有限で無くなります。
• 資源の濃い場所で、ゲーム内の時間で1年程度しか持ちません。
• 永続的に資源産出を行うには、標準であるMODで資源無限化をする必要があります。
• 林業の森林と農業の農地は、無限なので資源さえあればどこにでも設置可能です。
• 林業に関しては植林さえすれば、任意での設定も可能です。

特化地区産業

• 特化地区産業を設置して自給自足を目指すなら、原料産出施設は加工施設に対して、2倍程度必要になります。
• 資源のあるエリアに設置しても、偏るので建物は選別する必要があります。
• 原料産出施設は生産が遅めで、仕様で時間に関係無くランダムに休止します。
• どうしても原料産出施設は、加工施設に比べて多めに設置する必要があります。
• 逆に加工施設は原料産出施設と違い、24時間稼働で休止しません。
• 都市内で産出した原料を安定供給できないと、輸入も発生して車両が増えます。

DLC Industriesの産業エリア

• 基本的に特化地区産業と同じ考えで構いません。
• DLC Industriesの産業エリアを利用するなら、特化地区産業は必要ないでしょう。
• 産業エリアの建物は任意で設置できるので、生産量の調整が比較的容易に出来ます。
• 産業エリアがあれば、資源の産出から加工状況が分かるので、設置も含めて安定します。

商品配送は最短距離で行う

• 産業地区と商業地区は、近くに設置します。
• 建物内の蓄積状況で、複数箇所に商品配送することがあります
• 遠回りしないように高速道路を経由して、早く帰還できるようにします。
• 特に商品配送だけはできるようにして、帰還・輸出する貨物車両は消滅しても構いません。
• DLC Industriesの産業エリアの輸出車両が消滅すると、売り上げが入らなくなります。

道路の敷設方法

• 始めから計画的に高速道路や一般道路を引かないと、あっという間に渋滞の原因になります。
• 高速道路へ繋がる道路やICは渋滞するので、道路の敷設には注意しましょう。
• 地区や区画ごとに高速道路で囲ったり、中心部の通るような形で高速道路を敷設します。
• 拘りが無ければ、地下に高速道路を最短距離で敷設するのも効果的です。

商業地区の商品配送

• 配送されるタイミングは、商品在庫が半分以下・建てた直後・レベルアップで商品配送を行います。
• 消費者の訪問と商品の消費速度に関連は無く、そろぞれ別に処理されています。
• 大体、商品在庫が半分以下になったら、定期的に商品の補充が行われます。
• 半分以下でなくても、貨物車両の積載量より空きがあれば、適当に補充が行われます。
• DLC Natural Disastersのシェルターへの食料補給も、同様の処理がされています。

資源輸入をメインで行う都市開発

• 高速道路の近くに産業地区を接続して、移動時間を短縮します。
• 輸入に限らず産業地区以外の一般道や、住宅地・商業地区を余り通らないようにしましょう。
• できるだけ車両の移動方向を分けたり、条例で規制しましょう。
• 貨物車両を規制する条例がありますが、車両制限が発生する状況なら酷くなるだけでしょう。
• 25タイルや81タイルを開放して、外部接続へ近い部分に産業地区や商業地区を設置も有効です。
• その場合は、住民の公共交通の利用・移動に注意しましょう。

DLC Industriesの倉庫と貯蔵庫

• 上手く設置・配置できれば、各種の輸出入を削減・最小化することができます。
• 特に商品配送を安定して行うには、想像以上に倉庫の数が必要になります。
• 倉庫も上手く設置できなければ、貨物車両が増える原因になります。

高速道路

• 高速道路と外部接続の繋がりを止めると、車両数が減ると良く言います。
• 移動距離の問題は別にして、接続している外部接続全体で、分散して車両が出入りします。
• 単純に高速道路の外部接続が無くなると、他の外部接続を使い移動します。
• 外部接続の公共交通で詰まり渋滞が発生して、車両制限が悪化する場合もあります。
• 通常でも貨物施設は、貨物車両の出入りで集中・渋滞しがちです。
• 高速道路の接続を無くすと、車両が減らずに悪化する原因になります。

貨物列車・貨物船の積載率を上げる

• 貨物車両の積載台数はバニラの車両だと、貨物列車は15台・貨物船は25台になります。
• 貨物列車はほぼ満載で輸送しないと、車両数から見て効率が悪いです。
• 積載率が低いようなら、運行を止めてしまった方が逆に車両が減ることもあります。
• 貨物船は貨物列車ほど、積載量は気にしなくてもいいでしょう。

貨物列車の都市内輸送は限定的にする

• 基本的に外部接続へ向かう線路と、都市内の輸送に向かう線路は分けます。
• 貨物駅・貨物ハブを使った都市内輸送は、線路の敷設次第でコントロールできます。
• 都市内の輸送を行う場合は1:1や1:2など、ツリー型を意識して敷設し積載率が上がるようにします。
• 環状線状や双方向で行き来出来ように接続すると、積載率の低い貨物列車が増えます。
• 外部接続や貨物施設で、貨物列車が詰まって大渋滞になります。

貨物列車の都市内輸送の距離

• 都市内の輸送を行う目安は、2～3タイル以上離れた状態でない限り必要ありません。
• バニラの9タイルだと、タイルの取得状況によりますが、高速道路がちゃんと整備されていれば、ほぼ必要ないです。
• MODで25タイル・81タイルを解放して、商業地区と産業地区が離れている場合は、設置するメリットが出てきます。
• 実際は都市内の輸送は制御が難しいので、始めのうちは外部接続のみと繋げた方が無難です。

貨物船の都市内輸送

• 繋がりのある航路同士で、勝手に都市内輸送を行うのでコントロール出来ません。
• バニラの環境だと、航路の状況が分からないので、MODで確認する必要があります。
• MODで上手く航路を引いて、都市内輸送に限定することも一応は可能ですが難しいです。
• 積載率の低い貨物船が多い・航路上で詰まるようなら、貨物港・貨物ハブの数を調整します。
• 船舶同士の衝突判定は甘く詰まりにくいので、貨物列車よりは比較的安定して輸送が出来ます。

貨物飛行機

• DLC Industriesから貨物飛行機での輸送も可能になっています。
• 航路が繋がっていれば、貨物空港同士でやり取りも可能です。
• バニラの環境だと、空路の状況が分からないので、MODで確認する必要があります。
• 基本的には、貨物船や貨物列車と同様で構いません。
• 貨物空港の施設自体が大きいので、設置場所をかなり選びます。

貨物関係の施設周辺

• 貨物駅・貨物港・貨物ハブに繋がる道路は一方通行路で接続して、施設への出入りをスムーズにします。
• 高速道路の終端部分に接続・ICを経由して直接接続など、一般道に繋げない形で設置するのも有効です。
• 施設に出入りする貨物車両を交錯しないように、一方通行の道路を引きましょう。
• 貨物車両が集中 or 偏るようなら、配置の見直しか貨物施設を増やしましょう。

• バニラの資源配送のトレーラーを、カスタムアセットにあるダンプやトラックタイプに置き換えると、車両削減になります。
• 単純に使用する車両数が半分になるので、ある程度余裕ができると思います。
• 車両の全長も短くなるので、配送時に車線を大きく塞いで渋滞することも減ります。
• MODを使い、貨物車両の配送方法を改善したり・外部に向かう貨物列車・貨物船の積載量を改善することが出来ます。

自家用車

公共交通の整備

• 地下鉄を中心に都市全体に敷設すれば、自家用車の問題はほぼ解消できるでしょう。
• その代わりに代償で、殺風景な都市になるのは逃れません。
• 自家用車が減らないようなら、他のオブジェクト制限が起こっている可能性があります。
• 他の公共交通に使用については、公共交通の項目に書いてあります。

ポケットカーの問題

• 住民・観光客が自家用車を、道路上にいきなり出現させるポケットカーがあります。
• 目的地が遠い・公共交通が不十分で、ポケットカーが多いと渋滞や自家用車が増えます。
• 特に公共交通から降りた住民・観光客が、停車場所周辺で一斉にポケットカーを発生させることがあります。
• MODのTMPE内のオプションにある、駐車AIを有効にすればポケットカーを抑制できます。
• 動作が重いので、PCのスペックのよってはゲームの進行速度が遅くなります。

目的地が遠い

• 離れていたら目的地に近い駅・停車場所で下車して、自家用車・徒歩で移動します。
• もしくは、最初から自家用車で移動する場合もあります。
• 可能なら、目的地付近まで公共交通を整備しましょう。
• 小規模な地区設定や公園などの建物設置なら、撤去した方が懸命も知れません。

学歴を上げる

• 教育をした住民は、公共交通を使うようになります。
• 学歴が上げると公共交通を利用し、利用率と売り上げも上がります。
• 都市が大きくなるほど、学歴が向上が必要になります。
• ハドロン衝突加速器を置いても、ある程度の自家用車の利用は諦めましょう。

無教養の住民

• 公共交通が近くあっても、ほとんどが自家用車を利用します。
• 教育を行い学歴を上げて、自家用車を減らし公共交通の利用者を増やします。
• 非常に時間が掛かりますが、長期的には車両の削減になるでしょう。
• 都市を大きくする予定でしたら、早い段階から教育を行いましょう。

観光客の出入り

• 車両制限が発生している状況なら、観光客の出入りを止めましょう。
• 外部接続を受け入れる公共交通を一時停止さましょう。
• 出入りしている公共交通の車両と、観光客の自家用車を減らします。
• 軌道エレベーターを設置していたら、同様に運用を停止します。
• 都市内の住民が主になるので、問題点の切り分けも出来ます。

観光客の移動

• 観光客は公園・ユニーク施設を訪れてから、商業地区（特に観光特化地区）を経由して戻ります。
• 観光客は移動距離が長いので、自家用車の利用が多くなりがちで減りにくいです。
• 貧困層の観光客は無教養の住民と同様に、自家用車を主に利用します。
• それ以外の観光客は都市内の住民と同様に公共交通を使います。

自転車の利用を減らす

• 条例で自転車の利用推進を設定すると、どこまでも自転車で移動して、車両が減りにくくなります。
• 自転車は自家用車の中に含まれて、利用者数は統計のサイクリストで確認できます。
• 都市が小さく、公共交通が不十分な状態なら、一時的に渋滞の軽減が有効になります。
• しかし、都市が大きくなって公共交通が整備できるようになったら、条例を止めた方が車両が減ります。

自転車の条例

• 歩道の走行禁止の条例も有効にすれば、大幅に自転車利用を減らし、車両の削減ができます。
• 大半の自転車の利用者は、公共交通の移動に切り替えるので、極端に自家用車の利用は増えません。
• 前提条件として、公共交通がしっかりと整備されている必要があります。
• 自転車の利用者は、学歴のある住民と中間層と富裕層の観光客が主に使用します。
• 駅やバス停に誘導する感じで自転車道などを敷設すると、移動時間の短縮と車両数を抑制できます。

公共交通

ルート検索処理

• 車両のルート検索と、ほぼ同じような処理を行います。
• 20マス～30マス以内にある公共交通の有無を確認して、最速＆最短のルートを選択します。
• 車両との違いは、住民の年齢・学歴や観光客で、公共交通の利用優先順位があります。

利用者の優先順位

• 一番利用する優先順位の高い、地下鉄をメインに敷設します。
• バスも優先順位が高いですが、設定状況ではすぐに定員過剰でパンクします。
• 他の公共交通も周辺に何も無ければ、普通に利用されます。
• その場合は、定員数と乗降者がアンバランスだと、同じく定員過剰になります。

待ち時間

• 公共交通の利用者は、かなりの長時間待ってくれます。
• 待ち時間の処理は、リアル時間で約4分程度で、っています。
• 進行速度が等倍速程度であれば、半日近く待ちます。
• 逆に進行速度が低下すると、相対的に待ち時間が短くなります。

乗降の処理

• 人数が多い・老人が多いと、乗降に時間が掛かります。
• カスタムアセットで全長の短い車両は、乗降の移動距離が増えて僅かですが時間が伸びます。
• 左側通行の専用車両を右側通行で使うと、回り込むように乗降するので時間が掛かります。
• 進行速度が低下していくと乗降に時間が掛かり、詰まってスタックする可能性があります。

公共交通の選定

• 基本的に地下鉄を都市全体に敷設できれば、ほぼ問題は解決するでしょう。
• 他の公共交通も乗降者が残らないように、敷設・設定できれば問題はありません。
• 公共交通を変に区切ったりするのも、乗降者が余計に増えるので始めは止めましょう。

敷設方法

• 公共交通の敷設方法は、重複部分や近い距離で併走しないように敷設します。
• どの公共交通もできるだけ乗車率が上がるようにしましょう。
• 各駅間の敷設する距離の目安は、幅がありますが30マス～50マス程度の間隔で大丈夫です。

路線設定

• どの公共交通の路線も、重複しての路線設定は基本的に止めましょう。
• 路線設定が重なると、更に詰まってスタックや渋滞の原因になります。
• バスや路面電車であれば、3ブロック程度の間隔で設定が標準的でしょうか。
• バスや路面電車は、交差点のそば・狭い場所への停車場所の設定は止めましょう。

運行方法

• 乗客の待ち時間内に公共交通が来るように、確認して運行します。
• 駅や停車場所に乗客が残らないようして、運行できる本数を設定・調整します。
• 運行本数は最大で、停車場所の合計数＋1程度が限界だと思います。
• バスと路面電車は道路状況に左右されるので、定期的に確認しましょう。
• 乗客が多くて、運行する車両数も限界なら、路線設定の見直し・公共交通の追加を考えます。

MOD・カスタムアセットの導入

• MOD AVOを使い、鉄道やモノレールを車両編成の短いカスタムアセットに変更すると、車両が減ります。
• 同じく乗車定員も変更すれば、運行する車両が減らせるので車両の削減になります。
• 公共交通の利用者数を増やしたいのであれば、運行本数を増やす・路線設定を分けます。
• 乗り換え回数を増やすと、売り上げと利用者数が増加します。
• 路線管理をするMODを導入すれば、もっと安定的に運行することも出来ます。

地下鉄

• 地下鉄を碁盤にして敷設してしまえば、他の公共交通が不要なぐらいです。
• 渋滞問題の改善や騒音問題も低いので、積極的に利用しましょう。
• ＋タイプや＝タイプなどの地下鉄駅のカスタムアセットを利用して、更に敷設すれば効果的です。

モノレール・ケーブルカー

• 優先順位が高めなので、地形に合わせて敷設してもいいでしょう。
• 傾斜がきつい・島マップなどで、地下鉄の敷設がしづらい場所に活躍すると思います。
• ケーブルカーの車両数は、距離と予算で決定して調整が難しいです。
• 車両制限になると、ケーブルカーが出現出来ないことがあります。

鉄道

• ゲームとしては通勤列車で無く、特急列車のイメージになっています。
• 長距離便の運行や、大きめの環状線などにして使用するといいでしょう。
• 外部接続と行き来する際は、停車駅を指定して制限しましょう
• もしくは、MODを使えば外部接続の部分にも路線設定ができます。
• そのため、都市内の外部接続からの受け入れを全て無効にして運行できます。

バス・路面電車

• 優先順位は高めですが、乗車定員が少なく渋滞の元になるので、基本的に運行を停止します。
• 道路上を走行するので、上手く路線設定をしないと渋滞の原因になりがちです。
• 乗客が多いと運行本数を増やしても、後方で団子状態になって余計に渋滞します。

フェリー・飛行船

• フェリーは利用推進の条例を設定しても、島タイプのマップで使わないと、ほとんど利用されません。
• 飛行船は離着陸に時間が掛かり、詰まったりスタックしやすいので、止めた方がいいでしょう。
• どうしても、使用したい場合は場所を選んで使いましょう。
• 車両制限の発生している状況では、使用しない方が無難です。

タクシー

• 渋滞の元になるので撤去します。
• 道路上で止まって、乗客の乗降・ルートの検索を行うので渋滞します。
• 道路関係のオブジェクトが増えると、余計にルートの検索に時間が掛かるようになります。
• 条例「昔ながらの街」を有効にすると、副次的な効果で移動を制限することが出来ます。
• 原則、地区内だけの移動になるので、利用方法によっては使い道があるかも知れません。

観光バス

• DLC Parklifeで導入されて、観光客がメインで利用します。
• 実質的にバスと同系統なので、バス路線と競合するとほぼ乗車しません。
• 下手すると数人しか乗車しないことが、よく起こります。
• 余裕があれば、公共交通とユニーク施設やパークエリアで路線設定をするイメージでしょうか。
• 補足でバスターミナルは車両区分が違うので、使用＆路線設定ができません。

都市サービス車両

影響範囲とサービス値

• 公共施設に設定してある影響範囲の表示は、サービス値の強さを表しているだけです。
• 勘違いしやすいですが、普通に影響範囲外へ移動して活動します。
• 初期で資金繰りが厳しい都市であれば、無理して複数設置しなくても大丈夫です。

道路の繋がり

• 基本的に都市全体を見て、必要な都市サービス車両を出現させます。
• 道路と繋がりが無い独立した地区があると、希に挙動がおかしくなる場合があります。
• 繋がりの無い地区へ行こうとして、建物内部でスタック状態になります。
• 可能なら地区同士は、全て道路で接続した方が無難です。

移動距離

• どのタイプの都市サービス車両は、都市サービスが弱い遠い場所まで行きます。
• 都市サービスが弱い部分が無いように、満遍なく施設を建てましょう。
• そして、遠くて向かっても高速道路で、早く帰還できるようにします。
• 都市サービスの改善MODや移動範囲の制限MODを、利用するのもいいでしょう。
• カスタムアセットの公共施設を導入して、影響の大きい建物を導入するのも1つの方法です。

病院関係

• 病院関係はモニュメントの医療センターを設置すれば、救急車が不要になります。
• 病院関係のサービス値が最高になるので、サウナなどの健康増進施設も不要になります。
• 騒音問題を無効にして、水質・土壌汚染での病人がいないければ、救急車が出発することは無くなります。
• 貯水塔を産業地区近くに設置して、病気発生がありがちなので注意しましょう。
• 救急ヘリは余り役に立たないので、普通に救急車が走った方がいいでしょう。

葬儀関係

• 葬儀関係は大都市になるほど、死亡者が増えて霊柩車が増えるのでどうにもなりません。
• 急激に人口が増加すると、俗に言うデスウェーブが激しくなって人口の増減が大きくなります。
• 一斉寿命で大量死の回収で、霊柩車が多い状態で車両制限と被ると、為す術が無くなります。
• 都市の成長を止めて50年単位で時間が経過すると、ある程度は寿命の波が分散されるようです。
• 寿命のランダム化 or 長寿命化や、バランス調整をするMODを入れるのもいいでしょう。

ゴミ回収車

• 都市が大きくなると、ゴミの量も増えてゴミ回収車も多くなりがちです。
• 住民の教育レベルを上げる、ゴミを減らす条例を制定すると、ある程度はゴミの発生量が減少します。
• DLC Green Citiesのリサイクルセンターを設置すれば、若干ですが資源配送の車両が減少します。
• しかし、アップデートでリサイクルセンターの処理能力が、大幅に下方修正されました。
• リサイクルセンターだけでも処理できますが、ゴミ処理場との併用がいいかも知れません。

警察関係

• 警察署は警察ヘリを活用すれば、パトカーが減少します。
• 警察ヘリは飛行した範囲の犯罪値を回収するので、地上を走行するパトカーを減らすことができます。
• パトカーの場合は、道路に隣接する建物しか犯罪値を回収しません。
• しかし、発着所の数が必要になるのと維持費が割高なので、費用対効果を考えると難しいところです。
• 警察ヘリの活用＆運用は、カスタムアセットの警察ヘリポートの利用がお勧めです。

刑務所

• 刑務所の護送車は、特に変更する必要は無いです。
• 住民の要求する商業地区の数が充足すると、犯罪者は大幅に減少します。
• 商業地区の消費者の要求が多いと、逮捕者が多くなります。

消防関係

• 消防署は影響範囲から離れていても、サービス値の問題だけで消火活動はします。
• 特に産業地区は火災の発生率が高いので、条例の火災報知器設置で発生率を下げます。
• DLC ParklifeのパークエリアとCampusのキャンパスエリアは、消防ヘリでしか消火活動ができません。
• 面倒であればオプション画面から、延焼防止をオンにしましょう。
• 郊外の森林火災が面倒であれば、木を無くせば解決します。

災害関係

• 災害を起こさないのであれば、災害対策の施設を設置する必要はありません。
• オプションで災害をオフにすれば、災害対策関連の施設も必要ありません。
• サービス値の確保で、必要であれば小型・大型電波塔の設置をすればいいでしょう。
• 余談ですが、津波は壊滅的被害を受けるので、MODで無効にした方が安全です。

道路管理事務所

• 道路メンテナンス車両が走行した部分は、高速道路を除き一般道の最高速度が上がります。
• 時間の経過と共に効果が無くなっていきます。
• 影響範囲を見つつ、2タイルに1ヶ所ぐらいの間隔で設置すると、丁度いいでしょう。
• 最高速度が上がるので、移動時間の短縮・渋滞が多少は改善されます。

雪置き場

• ウィンターマップ専用で、除雪車で道路に降った雪を回収します。
• 継続的に雪が降り道路が長くなると、除雪が追いつかない場合があります。
• 最高速度が低下するので、渋滞が発生しやすくなります。
• ウィンターマップの意味が無くなりますが、天候変化を無効にすれば雪置き場は不要になります。

パーク整備車両

• DLC Parklifeのパークエリアをメンテナンスして、強化状態にします。
• 特に無理して、強化状態を維持する必要もありません。
• 強化状態になると、パークエリアの訪問者が1割程度増えます。
• 定期的にメンテナンスをしますが、大量に設置する必要は無いでしょう。
• メンテナンスの間隔は長めなので、強化状態を維持できないようなら増やしましょう。

郵便サービス

• ゴム回収と同じシステムで、建物類から郵便物を集配します。
• 都市に郵便サービスを行うと、郵便車両が走り集配を行います。
• 外部接続との輸出入もあるので、車両制限には注意が必要です。
• 他のサービスが充足していれば、無理に設置する必要はありません。

MOD More Vehiclesによる、車両数の上限変更

プレイヤーによっては、長年の希望だった車両の上限数が変更可能になりました。
More Vehicles

• 最大で、65,536台まで車両の出現＆利用が可能になります。
• Parked Carsの駐車可能な車両数も、65,536台まで増加しています。
• 上限が増えるので、CPUやメモリ・GPUにも大きく影響が出るので注意してください。
• 車両が増加するとルート検索処理で使われる、Path Unitsでオブジェクト制限になる可能性があります。

• More Vehiclesを有効にして都市のセーブをすると、セーブファイルの構造が変わります。
• そのため、More Vehiclesを無効にすると、都市のロードができなくなります。
• 使用する際は、事前にセーブファイルをバックアップして利用するようにしてください。
• 81タイルとの互換性が無いので、25タイルまででの利用に限定されます。
• ワークショップのコメント欄で、MOMの利用でも問題が起こるようです。