死亡時に見れる名言集
もしあなたがとんでもないことをしでかそうとしているなら『叛逆航路(Ancillary Justice)』より
※本引用はアン・レッキー『叛逆航路(Ancillary Justice)より
これは彼女のデビュー作でありヒューゴー賞三冠王の傑作『叛逆航路(Ancillary Justice)』
一見して穏やかそうに思えるが自己制御の塊みたいなセリフ
おそらく原文
If you’re going to make a desperate, hopeless act of defiance you should make it a good one
直訳すると「絶望的な反抗行為をするなら、良い反抗行為をするべきだ」つまり「どうせ無謀なことをやるなら、最大限に効果的にやれ」という意味。 このセリフはとんでもないことをしでかすなら、その効果が最大限に発揮されるときまでとっておけという訳と戦略性やタイミングの重要性という点で非常に近い
近いセリフ
The problem is knowing when what you are about to do will make a difference
直訳は「問題は、自分が何をするかがいつ変化をもたらすかを知ることだ」 これは行動の効果が最大になるタイミングを見極める難しさを語っており1のセリフと合わせて読むことでより深い戦略的思考が浮かび上がるので2つを合わせた意訳の可能性もありますね
目的地とは違う場所にたどり着いてしまった… 『The Long Dark Tea-Time of the Soul』より
「目的地とは違う場所にたどり着いてしまった。だが、 こここそが本当に私のたどり着くべき場所だった。」
—ダグラス・アダムス『長く暗い魂のティータイム』
I may not have gone where I intended to go, but I think I have ended up where I needed to be.[/u]
Douglas Adams, The Long Dark Tea-Time of the Soul
※本引用はダグラス・アダムス著『The Long Dark Tea-Time of the Soul』より抜粋。原文:"The Long Dark Tea-Time of the Soul" by Douglas Adams.
(邦訳『ダーク・ティータイムの宇宙』)
この言葉は、主人公のホリスティック探偵ダーク・ジェントリーが登場人物であるケイト・シェクターに語る場面で登場します。ダークは「私は誰か、道を知っていそうな人を見つけてついていくんだ」という話とともに、このセリフを付け加えます。「自分は意志を持って辿り着きたい場所に行くわけじゃないが、不思議なことに必要な場所に導かれているようだ」という皮肉混じりの言葉は彼の信じる探偵術の表れとも言えますね
時々自分には馬鹿の守り神がついてるんじゃないかと思う『Off the Wall at Callahan’s』より
『Off the Wall at Callahan’s』はロビンソンが『Callahan’s Crosstime Saloon』シリーズの世界観をベースにエッセイや短文ジョーク読者とのやりとりなどをまとめた作品で彼のユーモアと人間観察が詰まった一冊です
おそらく原文
Sometimes I think I must have a Guardian Idiot. A little invisible spirit just behind my shoulder, looking out for me... only he's an imbecile.
Spider Robinson, Off the Wall at Callahan’s
この「Guardian Idiot(守護馬鹿)」という表現は「自分を守ってくれてるけどなぜか毎回ちょっとズレてる存在」というロビンソンらしい皮肉と愛嬌が混ざった比喩で人生の不条理や偶然の連続を笑い飛ばすような視点で語っているのが印象的ですねー
宇宙の不思議をほんとうの意味で理解するようになるには… 『DARK INTELLIGENCE』より
宇宙の不思議をほんとうの意味で理解するようになるには、まず第一、生きていなければならない。
ニール・アッシャー『DARK INTELLIGENCE』
To appreciate the wonder of the universe, one must first remain alive.
Neal Asher, Dark Intelligence
この言葉は、英国のSF作家ニール・アッシャーによる〈ポリティ(Polity)〉シリーズの一作『Dark Intelligence』に登場する一節でこのシリーズは、AI、ナノテク、異星文明、死と再生といったテーマをハードSFの文脈で描きながら人間の意識や存在の意味に鋭く切り込む作品群として知られています
どれだけ知識があってもどれだけ好奇心があっても生きていなければ何も感じることはできない
つまり宇宙の神秘を味わうために生きることは最低条件であるという重い言葉です
知るために生きるのではなく生きるという奇跡の先に知るという報酬があるということですね
つまり生きるのが一番めんどくさい
どこかに、信じられないほど素晴らしい カール・セーガンの発言とされているものより
どこかに、信じられないほど素晴らしい何かが発見されるのを待ってる
カール・セーガン
Somewhere, something incredible is waiting to be known
※この言葉はセーガンの発言として広く知られていますが、特定の出典は確認されていません。
番組『Cosmos』やそれに関連する講演、書籍での発言とされることもありますが、出典には複数の説があり明確ではありません。ただし有力とされる説を紹介しておきます。
そもそもセーガンの発言ではない説
1977年の『Newsweek』誌のセーガン特集記事の末尾に登場したものでセーガン本人の発言ではなく記者(シャロン・ベグリー)による筆致だったという説が有力です。
その表現があまりにも「セーガンらしかった」ため、以後、本人の名言として広く拡散されたと考えられています。
人生というものの究極の皮肉は… ロバート・ハインラインの発言とされているものより
人生というものの究極の皮肉は、誰もそこから生きて出られないということだ。
出典:ロバート・A・ハインライン(SF作家)
原文(とされるもの)
The supreme irony of life is that no one gets out of it alive.
The supreme irony of life is that hardly anyone gets out of it alive.
The supreme irony of life is that no one gets out of it alive.
Robert A. Heinlein
一部では “hardly anyone gets out of it aliveとの記載も…
※この言葉はハインラインの発言として広く知られていますが、特定の著作への出典は確認されていません
いくつかの引用サイトでは『Job: A Comedy of Justice』(1984年)を出典とする記載もありますが、本文中にこのフレーズが登場するかどうかは不明です
BrainyQuote や Goodreads などの名言サイトではこの言葉をハインラインのものとして掲載していますが一次資料の裏付けはないっぽい…?
この言葉は「人生は誰もが死ぬという一点において平等である」というシンプルなこの世のしくみを突きつけています。私たちは日々、成功や幸福の意味を求めて生きていますが最終的には誰もがこの舞台から退場するという…
その事実を「皮肉」で昇華するハインラインは人間の営みの儚さとそれでもなお生きることの滑稽さや美しさを表現しているように思えますよね
あと補足的に言えば「hardly anyone(ほとんど誰も)」というバージョンは例外があるかのように見せかけて実はないという皮肉をさらに強調していてより皮肉っぽいですね
私たちは他の誰も入らない暗がりに歩み入れる 『バビロン5(Babylon 5)』より
無限なものは二つある… アインシュタイン氏の発言?とされているものより
「無限なものは二つある。 宇宙と人間の愚かさだ。だが前者については断言できない。」
アルベルト・アインシュタイン(※真偽不明の引用)
Two things are infinite: the universe and human stupidity; and I'm not sure about the universe.
Albert Einstein (attributed)
この言葉にはいくつかのバリエーションがあり
Only two things are infinite, the universe and human stupidity, and I'm not sure about the former.
Two things are infinite, as far as we know – the universe and human stupidity.
など微妙に異なる形で引用されることもあります
最も古い形でこの言葉が登場するのは、1940年代(たぶん1947年)にフレデリック・S・パールズ(Frederick S. Perls)が著した『Ego, Hunger, and Aggression』という本です。この中で「偉大な天文学者が言った」として紹介されていますが、アインシュタインとは明言されていません
その後、パールズは1969年の著書『Gestalt Therapy Verbatim』でこの言葉を「アインシュタインが私に言った」と明言しています ただし、これはパールズ個人の回想に基づくもので、他に裏付ける証拠はありません。
現実とは、それを壊そうとする力によって形作られる『The Kyoto Man』より
「現実とは、それを壊そうとする力によって形作られる」 D. ハーラン・ウィルソン
D. ハーラン・ウィルソン著の『京都人』(たぶん意訳:Kyotojin)(英題:The Kyoto Man)
※おそらく(The Kyoto Man)の意訳だと思われるので…
Reality is shaped by the forces that seek to destroy it. D. Harlan Wilson (attributed)
ウィルソンの The Kyoto Man(私訳:『京都人/Kyotojin』)では、「Kyoto Man」と呼ばれる存在が身体、都市空間、時空などを横断して変態する断章世界が展開する。章によっては京都という都市そのものに同化したかのように描かれている
ここでの「壊そうとする力」は、単純な破壊ではなく、現実を再編成し別の層を立ち上げる触媒でもあるが、同時に現実を断片化し希薄化もする――生成と崩壊が表裏一体で進むダイナミックな現実観を示唆しているのではないかと考えられる
SFなんてものは存在しない… スピルバーグ氏の発言?とされているものより
「SFなんてものは存在しない。存在するのは、科学の偶発的発生だけだ。」
スティーヴン・スピルバーグ
There is no such thing as science fiction. There is only science eventuality. ”
Steven Spielberg
※本引用はスティーヴン・スピルバーグによる発言より抜粋
原文:There is no such thing as science fiction. There is only science eventuality.
Steven Spielberg
Wikiquote では「The Making of Jurassic Park」という書籍に関連している可能性が示唆されていますが(「This is not science fiction; it's science eventuality.」と言っている記録がある)
ただし、この発言の具体的な出典(インタビューや講演の日時・媒体など)は明記されていないため「真偽不明ではないが出典未確認の名言」という扱いにしときます
Wikipedia の「Dinosaurs in Jurassic Park」ページでも「At the time of the first film's release, Spielberg said he considered the premise to be ‘science eventuality’ rather than science fiction」と言及してる… しかし具体的な出典(例:出版物名、インタビュー日など)は明記されていない
この言葉は、SF(サイエンスフィクション)を「ありえない未来」じゃなく「いつか現実になるかもしれない科学の運命」として見ているスタンスを示している。想像力は科学の火種。その一歩が現実を変える。
私たちは無限に広がる黒い海の真ん中で… 『クトゥルフの呼び声』冒頭より
「 私たちは無限に広がる黒い海の真ん中で、無知という平和な島に住んでいる。
そもそも私たちが遠くに旅をするようになるとは、想定などされていなかったのだろう。」
— H・P・ラヴクラフト『クトゥルフの呼び声』
We live on a placid island of ignorance in the midst of black seas of infinity,
and it was not meant that we should voyage far.”
— H. P. Lovecraft, The Call of Cthulhu
この一文は、作品の冒頭「The Horror in Clay(粘土の恐怖)」の中で語られ、ラヴクラフトのコズミック・ホラーの哲学的核心を象徴する名言として有名です
※本引用はH・P・ラヴクラフト著『クトゥルフの呼び声』より抜粋。原文:"The Call of Cthulhu" by H. P. Lovecraft.
ラヴクラフトの作品群は、人間の無力さと未知への恐怖を描き続けた
この一節はその核心にあるコズミック・ホラーを凝縮してる
知らないままでいることが、実は一番の救いだったかもしれないってやつ
犯罪に汚染され、苦い自責の念に駆られて… 『フランケンシュタイン』より
「犯罪に汚染され、苦い自責の念に駆られて、死以外の一体どこに休息を見つけられるというのか?」
メアリー・シェリー(『フランケンシュタイン』より)
※原文(1831年版)
Polluted by crimes, and torn by the bitterest remorse, where can I find rest but in death?
Mary Shelley (Frankenstein)
Polluted by crime, driven by bitter remorse, where can one find rest other than in death?
という形で出ることも…
この言葉はヴィクター・フランケンシュタインの深い絶望と自己嫌悪を象徴する一文です。
彼は科学の探究心から生命の創造に成功したものの、その行為が悲劇を呼び込み自らの家族をも破滅させてしまいました。
自らの罪を背負いきれず、「死」こそが唯一の救いであると悟るに至ったのです。。
必修単位落としたときのそれに近い
人生の不思議さとは解決すべき問題ではなく… 『Dune』(砂の惑星)より
「 人生の不思議さとは、解決すべき問題ではなく、経験すべき真実のことだ。」
— フランク・ハーバート 『デューン 砂の惑星』
「 The mystery of life isn't a problem to solve, but a reality to experience.
— Frank Herbert, Dune
※本引用はフランク・ハーバート著『DUNE(砂の惑星)』より抜粋
原文:"Dune" by Frank Herbert.
この言葉は、作中に登場する思想集団「ベネ・ゲセリット」の教義の一部で、人生や存在を問題として解決しようとするのではなく、体験として受け入れるべきだという哲学的なメッセージを込めたもので『DUNE』のテーマそのものに直結する名セリフ
永遠というのは長い時間だ… ホーキング氏の発言?とされているものより
「永遠というのは長い時間だ。特に終わりに向かっているときは、なおさら長く感じる。」
スティーヴン・ホーキング
Eternity is a long time, especially towards the end. ”
Stephen Hawking
※本引用はスティーヴン・ホーキングによる発言tとされるものより抜粋。原文:"Eternity is a long time, especially towards the end." Stephen Hawking
※この引用はスティーヴン・ホーキング氏の言葉として広く紹介されていますが代表的な著作(『A Brief History of Time』『The Grand Design』など)や講演記録を調べてもこのフレーズが登場する明確な記録は見つかりませんでした
Goodreadsなどの名言サイトではホーキングの言葉として掲載されていますが出典の明示はなく、ユーザー投稿による可能性のほうが高いと考えられます
しかしユーモアと哲学を交えたホーキング氏らしい表現として多くの人に親しまれていると考えられます
終わりが見えたとき、時間ほど重たいものはないってことですね
私たちは不可能な宇宙に生まれた… レイ・ブラッドベリの発言より
We are an impossibility in an impossible universe.
Ray Bradbury
※この言葉はSF作家レイ・ブラッドベリが1975年に詩人マヤ・アンジェロウの番組『Assignment America』に出演した際に語ったとされる一節です
当時の新聞記事に記録が残っていて「科学と宗教の間に本当の分断はない。事実が尽きたとき、信仰が引き継ぐのだ」という発言とともに紹介されています。
当時の新聞記事に記録が残っていて
1975年1月31日付の『The Oregonian(オレゴニアン)』紙で
Behind the mike: Rousing beginning made by ‘Archer’
(記者:Francis Murphy)
このコラムはテレビ・ラジオ番組のレビュー欄で、マヤ・アンジェロウが司会を務めた番組『Assignment America』にレイ・ブラッドベリが出演した回について触れています
記事中では
We’re an impossibility in an impossible universe,” he said. “There’s really no split between science and religion. When facts stop, faith has to take over.
と語られていてこれはつまり「私たちは不可能な宇宙における不可能な存在である」という発言と、「科学と宗教の間に本当の分断はない」という趣旨の言葉が同じインタビュー内で語られたことがわかります
この新聞記事が現存する中では最も信頼性の高い一次資料とされていますが現状は二次資料が圧倒的に多いですね
もし興味がある人はアメリカの新聞アーカイブや「American Archive of Public Broadcasting」などで番組の映像記録を探すのも面白いかもしれませんよ!
可能性の限界を測る唯一の方法は… 『Profiles of the Future』より
『Profiles of the Future』
アーサー・C・クラークの「三法則(Clarke’s Three Laws)」の第二法則
おそらく原文
The only way of discovering the limits of the possible is to venture a little way past them into the impossible.
― Arthur C. Clarke, Profiles of the Future
この言葉は、クラークが未来予測について論じたエッセイ集『未来のプロフィル(Profiles of the Future)』の中の一節で限界というのは実際に足を踏み出してみないことには見えてこない
この哲学は今もなお、多くの分野に通じますね
ちなみに、クラークの三法則は以下の通り:
1 高名な老科学者が「それは可能だ」と言ったときは、たいてい正しい。だが「不可能だ」と言ったときは、たいてい間違っている。
2 可能性の限界を測る唯一の方法は、その限界を少しだけ超えて不可能の領域に踏み込むことである。
3 十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。(これ有名)
宇宙には、ただランダムで… エドガー・D・ミッチェルの発言より
「宇宙には、ただランダムで無秩序に動き回る分子や粒子の集まり以上の、何かがあるように思える。」
— エドガー・D・ミッチェル(アポロ14号宇宙飛行士)
There seems to be more to the universe than random, chaotic, purposeless movement of a collection of molecular particles
— Edgar D. Mitchell, Apollo 14 astronaut
※本引用はアポロ14号宇宙飛行士エドガー・D・ミッチェルの発言より抜粋。
この言葉は、ミッチェルが著書『The Way of the Explorer(探求者の道)』の中で、月から地球へ帰還する途中に体験した深い霊的・宇宙的な気づきを語る文脈で登場します。
ミッチェルは月から地球へ帰還する途中、宇宙の広がりと秩序に強烈な霊的体験したとされており、「サムシング・グレート(何か偉大なもの)」の存在を意識したとされている。その体験は彼の後の人生に大きな影響を与え、意識の研究やスピリチュアルサイエンスへの関与へとつながった。
(この体験がきっかけとなり、ミッチェルは「ノエティック・サイエンス研究所(IONS)」を設立し、意識・精神性・科学の融合を探求する活動を始めた)
遠く離れた星から来た『中継ステーション(Way Station)』より
クリフォード D シマック 中継ステーション
クリフォード・D・シマックの名作『中継ステーション(Way Station)』の終盤に登場する一節に非常に近いです
原文では
It came from a far star and lies here now. But the soil it lies in is not alien soil. For in the moment of death, we all belong to the Oneness
のように書かれていますこれはおそらく(Oneness)」という概念を指していると思われます。 「一部となる」や「に帰属する」といった訳もできるかもしれません 。つまり私たちは宇宙の一部であり読者に宇宙との繋がりを意識させるような文になっています。
※本引用は、クリフォード・D・シマックの名作『中継ステーション(Way Station)』より抜粋
原文:Way Station
あなたはそれを失敗と呼ぶかもしれない… 『火星の人』より
I guess you could call it a ‘failure,’ but I prefer the term ‘learning experience
Andy Weir, The Martian
(失敗と呼ぶこともできるだろうが、私は学習経験という言葉の方が好きだ)
「あなたはそれを“失敗”と呼ぶかもしれない。しかし私は、それを“経験を学ぶ機会”と呼びたい。」
— アンディ・ウィアー『火星の人』
※本引用はアンディ・ウィアー著『The Martian(邦題:火星の人)』より抜粋。原文:"The Martian" by Andy Weir.
このセリフは、主人公マーク・ワトニーが火星でのサバイバル中に語るもので、失敗を前向きに捉える姿勢を象徴しています。状況がどれだけ詰んでても、そこで学んで前に進みたいときにどうぞ
宇宙というものは… 『The Last Hero』より(とされている)
「 宇宙というものはあまりにも膨大で、時間というものはあまりにも少ない。」
テリー・プラチェット 『The Last Hero』
The universe is big. Really big. And time is short.”
Terry Pratchett, The Last Hero
※この引用はテリー・プラチェットの作品に登場する言葉として紹介されていますが、現時点で『The Last Hero』などの正式な出典では確認できませんでした。
しかし似た表現のものがいくつかあったので意訳の可能性も考慮して紹介しときます。
ちなみに『The Last Hero』では、宇宙の広大さや時間の儚さをユーモアと風刺を交えて描いており、プラチェットらしい哲学的な視点が随所に見られるので混同されがちなのかもしれません
That's the advantage of space. It's big enough to hold practically anything, and so, eventually, it does.
Terry Pratchett, The Last Hero
「それが宇宙の利点だ。実質的に何でも収容できる大きさだ。
テリー・プラチェット『最後の英雄
英語版では第1章の中盤あたりに登場する文章
「宇宙は大きい」というテーマを扱っている点では近いですが、「And time is short」の部分は含まれていないので意訳の可能性が高いと考えられます
よく混同されがちなもの
The universe is big. Really big. You just won’t believe how vastly, hugely, mind-bogglingly big it is.”
Douglas Adams, The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy
「宇宙は大きい。本当に大きい。あなたは、それがどれほど広大で、巨大で、気が遠くなるような大きさなのか、信じられないだろう」
ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド
The universe is big. Really big. You just won’t believe how vastly, hugely, mind-bogglingly big it is.”
これは実際にはダグラス・アダムスの『銀河ヒッチハイク・ガイド』の有名な一節であり、よくテリー・プラチェットと混同されることがあるようです
宇宙が本質的に不公平であることと… 『老人と宇宙』より
「宇宙が本質的に不公平であることと、人間が自発的にそう働きかけているがゆえに人生が不平等であることは、まったく別の話だ。」
— ジョン・スコルジー『老人と宇宙』
There's a difference between the fact that the universe is inherently unfair on a cosmic level, and the fact that life is unfair because people are actively making it so.
John Scalzi, Old Man’s War
※本引用はジョン・スコルジー著『Old Man’s War(邦題:老人と宇宙)』より抜粋。原文:"Old Man's War" by John Scalzi.
「理不尽だから仕方ない」じゃなく、「理不尽な世界でも自分は公平でありたい」って選択を持つこと。それがこの言葉の肝。宇宙は無慈悲でも、人間には選択肢がある
安定とは 終わりの始まりである… ギブソン氏の発言より
「安定とは 終わりの始まりである。
我々は 前に向かって倒れ続けることで歩いているのだ。」
ウィリアム・ギブソン(※真偽不明の引用)
Stability is the beginning of the end.
We walk by falling forward.
William Gibson (attributed)
※この引用はウィリアム・ギブソンによるものとされていますが、明確な出典は存在しません。
書籍などの正式な媒体ではなく、口頭や非公開の場で発言された可能性もあります。
一部の引用サイトでは「We only walk by continually beginning to fall forward.」というバリエーションもありました
この言葉は「変化こそが前進の本質であり安定はむしろ停滞や衰退の兆しである」という逆説的な真理を突いています
「歩く」という行為そのものが前に倒れそうになることを繰り返すことで成り立っているという比喩は私たちの人生や社会の進化にもそのまま当てはまります
※break time歩くことの難しさ(飛ばしていいよ)
普段私たちはあまり意識していませんが実は人間が歩くことは極めて不安定で精密に制御された動作なんですよね。二足歩行のロボットより四足歩行のロボットが多いのはバランスが難しいからで
歩くとはつまり前に倒れ続けることを受け入れ絶えずバランスを取り直す動作なのです
つまり「安定」を求めすぎると変化を恐れて動けなくなりやがて終わる
逆に、不安定さやリスクを受け入れて「前に倒れ続ける」ことが進化や成長の条件なのだとこの言葉は示しています
もし倒れそうになっても未来への一歩を踏み出していると考えれば失敗も楽しめるマインドがつきそうですよねこの言葉を追い風にして前に進んで倒れていきましょう!
現実とは全てゲームである 『ゲーム・プレイヤー』より
死とにらめっこしたとき…『フィフス・ウェーブ』より
「死とにらめっこしたとき、最初にまばたきをしたのは死の方だった。」
— リック・ヤンシー 『フィフス・ウェーブ』
“When I looked death in the eye, he blinked first. ”
— Rick Yancey, The 5th Wave
※本引用はリック・ヤンシー著『フィフス・ウェーブ』より抜粋。原文:"The 5th Wave" by Rick Yancey.
このセリフは、リック・ヤンシーの小説『フィフス・ウェーブ』に登場するもので、実際には少し異なる形で表現されています
We'd stared into the face of Death, and Death blinked first.”
— Rick Yancey, The 5th Wave
また、続編の『The Infinite Sea』(第2巻)にも似た表現が登場します
“When you look death in the eye and death blinks first, nothing seems impossible.”
— Rick Yancey, The Infinite Sea, p.17
人生とはゲームであり…『アメリカン・ゴッズ』より
「 人生とはゲームであり、そしてキツいジョークだと思っている。人生とは生きているときに起こるものであり、横になって楽しむものだと信じている。」
— ニール・ゲイマン 『アメリカン・ゴッズ』
I believe that life is a game, that life is a cruel joke, and that life is what happens when you're alive and that you might as well lie back and enjoy it..
— Neil Gaiman, American Gods
※本引用はニール・ゲイマン著『アメリカン・ゴッズ』より抜粋。原文:"American Gods" by Neil Gaiman.
このセリフは、登場人物が「人生という不条理で予測不能な存在」にどう向き合うかを語るシーンの一つであり、物語全体を貫く現代神話×皮肉というテーマを端的に表しています。
「神ですら人間臭い」という作品だからこそ、こういうドライな人生観が生きてくる。
生は楽しく… アイザック・アシモフ氏の発言?より
「生は楽しく、死は穏やかだ。煩わしいのはその間を駆ける瞬間である。」
アイザック・アシモフ
Life is pleasant. Death is peaceful. It's the transition that's troublesome.”
Isaac Asimov
どの著作に登場するかは明記されていませんが広く認知されています。そのため、これはアシモフのインタビューや講演、あるいは非公式な発言から広まった可能性が高いです
アシモフ氏はSF作家としてだけでなく、生物学や哲学にも深い造詣を持っていた人物。
この言葉は、生と死そのものよりも、「生きている今この瞬間」がいかに複雑で、面倒で、そして尊いかを示しているように思えます。
宇宙の理を傲慢に決めつけるな…『Overkill』より
「戦争以来、我々は宇宙に残された唯一の知的種族となった。だからこそ、 宇宙のすべてが我々の“道理にかなった”枠組みに適合しているはずだと考えてしまう。だが、それがどれほど傲慢な考えか、そして我々がどれほど限られた理解の上にそれを築いているか、わかっているのか?」
Since the war, we're the only intelligent species left in the universe, therefore we think everything in this universe has to conform to our paradigm of what makes sense. Do you have any idea how arrogant that view is and on how little of this universe we base it?”
— Robert Buettner, Overkill
※本引用はロバート・ブートナー著『Overkill』より抜粋
原文:"Overkill" by Robert Buettner.
このセリフは、ロバート・ブートナーのSF小説『Overkill』(Orphan's Legacyシリーズ第1巻)に実際に登場するもの
空の星々を見ていると… 『タイムマシン』より
「空の星々を見ていると私達自身の問題やこの星の生活の重みなど急にちっぽけなものに思える」
H.G.ウェルズ『タイムマシン』
※この言葉はウェルズの著書『タイムマシン』内で登場する言葉とされていますが、物語全体を通じて似た表現がいくつかあったので意訳として可能性が高い順に並べてますどれも名シーンなのでぜひ原文にも触れてみてください
1第7章の星空の下でのウィーナとの星空の場面(意訳的に一番近い)
物語の中盤、時間旅行者は未来世界で出会った少女ウィーナとともに夜を過ごす場面があります
この夜の場面では星空や自然の描写が詩的に語られ時間旅行者が宇宙の広がりを前にして思索にふける様子が描かれます。訳によっては星を見ながら「私たちの悩みがちっぽけに感じる」と意訳することもできるので多分これ
Looking at these stars suddenly dwarfed my own troubles and all the gravities of terrestrial life
2時間旅行者がさらに未来へ進み太陽が赤く膨張し地球が荒廃した姿を目にする場面
I cannot convey the sense of abominable desolation that hung over the world.
「この世界に漂っていた、言葉にできないほどの忌まわしい荒廃感を伝えることはできない」
この場面は時間旅行者が地球の終焉を目にし宇宙的スケールの中で人類の文明がいかに儚いかを痛感する描写で、美しい星空を見て悩みがちっぽけに感じる場面とは違い、ここでは荒廃と沈黙の中で人間の営みの無力さが突きつけられる。それでも「私たちの問題や生活の重みがちっぽけに思える」という感覚は思想的にはこの場面にも通じていると言えると考えられる
3知性の本質は変化にあると悟った場面
There is no intelligence where there is no change and no need of change.
「変化がなく、変化の必要もないところに知性は存在しない」
この言葉は時間旅行者が未来世界の停滞した文明を目にしたあとに語るもので宇宙的な視点から、人間の知性や文明の限界を見つめる鋭い洞察であり「人間の悩みは宇宙のスケールでは取るに足らない」という虚無的な感覚にも通じているところもある
しかし、ここで語られるのは単なる絶望ではく。 この言葉を「知性は変化があるところにしか存在しない」と読み替えると変化こそが人間の証であり、価値の源泉であるという逆説的な肯定が浮かび上がる、つまりウェルズの思想は「ちっぽけさ」を描くだけで終わらずそのちっぽけさの中にこそ知性と生の意味が宿るという希望を含んでいるとも考えられるので原文には少し遠いが意味的には同じと考えることもできる
1(詩的体験)2(絶対的絶望)3(哲学的洞察)という三つの場面はそれぞれ異なる感情のトーンを持ちながらも物語の思想的な核にしっかり根ざした表現であることは間違いありません。
だから物語全体の要約と言ってもいいかもしれないですね
希望は常にある…『 残された6人の力』より
「自分自身への信頼を失わず、希望を失わないこと。この世界が 最悪の事態を招き、そして背を向けたとしても、希望は常にあることを忘れないでほしい。」
ピタカス・ロア 6つの力
Never lose faith in yourself, and never lose hope; remember, even when this world throws its worst and then turns its back, there is still always hope.
Pittacus Lore, The Power of Six
※本引用はピタカス・ロア著『残された6人の力』より抜粋
原文:"The Power of Six" by Pittacus Lore.
この言葉は、ピタカス・ロア(Pittacus Lore)による小説『The Power of Six』(邦題:『残された6人の力』)の中に実際に登場するセリフであり、第138ページ(Penguin UK版)に記載されています
神は愚か者を庇護しない『Ringworld』より
God does not protect fools. Fools who think they are smart protect them.
Larry Niven, Ringworld
※本引用はラリー・ニーヴンの代表作『リングワールド(Ringworld)』に登場するセリフより引用
神は愚か者を守るような都合のいい奇跡は起こしてくれない
つまり何か大きな力が自動的にバカを助けてくれることはないよという冷徹な現実
愚か者を“守ってしまうのは、実は自分が賢いと勘違いしているちょっとだけマシな愚か者だ
→自分は正しいと思い込んで他人を庇ったり救ったりするけれど実際には状況をよく見ずに行動してしまっている。結果的に愚かな選択を手助けしてしまっている人を指しています。
つまり人類は神と比べ総じて愚か者しか居ないということですね
昨日よりマシな愚か者を目指して頑張りましょう
未来というものは…『ハイペリオン』より
「未来というものは決断したその瞬間に作られる」
ダン・シモンズ 『ハイペリオン』
※原文
In such seconds of decision entire futures are made.
Dan Simmons, Hyperion
この言葉が登場するのは物語の中で登場人物たちが「シュライクの時間の墓標」へ向かう巡礼の旅に身を投じる場面、彼らはそれぞれ異なる動機と過去を抱えながら自らの物語を語り選択を迫られる。その語りの中で未来はあらかじめ決まっているものではなく選択の瞬間に形づくられるという思想です。
この一文は単なる「決断の重み」を語っているのではなく、時間そのものが選択によって分岐し、確定するという、まるで量子力学的な視点すら感じさせる哲学的命題を含んでいます。
「決断したその瞬間に未来が作られる」つまり裏を返せば未来が線形に進むものではなく分岐する可能性の集合体であることを示唆しているとも言えます。選択の瞬間に無数の可能性が収束し、ひとつの現実が確定する。それは量子力学的な「観測による収束」にも似た人間の意志が世界を形づくる瞬間とも言えそうですね
『ハイペリオン』は未来を予測する物語ではなく、その一瞬の決断が無数の可能性の中からたったひとつの現実を選び取るそれこそがこの物語の核心とも言えそうです
朝食にご飯を食べるかパンを食べるかそんな些細な選択もあなたの未来を作る立派な選択です
私たちは無限に広がる黒い海の真ん中で…『クトゥルフの呼び声』より
私たちは無限に広がる黒い海の真ん中で、『無知』という平和な島に住んでいる。
そもそも私たちが遠くに旅するようになるとは想定などされていなかったのだろう。
H.P.ラブクラフト 『クトゥルフの呼び声』
※原文
We live on a placid island of ignorance in the midst of black seas of infinity,
and it was not meant that we should voyage far.
この文は宇宙は人間に無関心で、人間は取るに足らない存在にすぎないという思想が表現されています。科学や探究心によって「島の外」=真相に近づくほど理性を壊すような恐怖に触れてしまうということを表しているとも取れます
私たちも日々の恐怖を乗り越えて挑戦を続けていきましょう!
原文を確認したい場合は、パブリックドメイン版の『The Call of Cthulhu』全文を公開している英語サイトや電子書籍などで見れますよ
ある星が死んだ…『スタートレック』より
ある星が死んだ。その傍ら宇宙のどこか別の場所の、
銀河の隅っこで子供は生まれた。これが存在の均衡というものである
アラン・ディーン・フォスター 『スタートレック』
※ほぼ原文
A star has died.
And somewhere, in a negligible corner of one arm of the galaxy, a child is born.
Such is the balance of existence.
このフレーズは、アラン・ディーン・フォスターの小説『Star Trek』(Star Trek: The Kelvin Movie Novelization #1) に登場する一節で映画『スター・トレック』(2009年J・J・エイブラムス版)のノベライズ作品でも第1章冒頭近くの文章として収録されている。
その日本語の一節に対応する英語原文は、公開されている引用情報から要約すると次のような内容になる。「ある星が死んだ。」に対応する部分は「A star has died.」という一文で続く「その傍ら宇宙のどこか別の場所の銀河の隅っこで子供は生まれた。これが存在の均衡というものである」に対応する部分は、「銀河の腕の片隅の取るに足らない領域で子供が生まれた。これこそ存在の均衡である」といった意味合いの英文で、「Such is the balance of existence.」という一文で締めくくられている。
既に引用として広く出回っている最小限のフレーズとその意訳する形にとどめているみたいですね
この一節は「ある天体の死」と「どこかで生まれる子ども」を対置させることで宇宙スケールの生と死の均衡を示しつつ個人の誕生もまたその巨大なサイクルの一部にすぎないことを語る場面の導入として機能している。
同時に銀河の「隅っこ」でのささやかな誕生を描くことで取るに足らないように見える存在にも天体と同じ規模感で対比することで命の大切さを解いているとも言える
このことから命の大小を比較することに意味なんてなく、宇宙規模で見ればどれも同じサイクルの一部に過ぎないとも読み解ける… つまり君が天体だ(?)
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